母方の祖父が残したたくさんの椿ですが、名札が全部だめになっていて同定をやり直さなければなりません。意外なことにマジックインキは日光や雨風に大変弱いのです。1年もたてば白いプラスッチック製のプレートに書いたマジックインキの名前は消えてしまいます。一年草の草花の名前を書いておくには適していますが、何十年、何百年も寿命がある樹木の名前を書いておくにははなはだ不向きです。プラスッチック製のプレートもすぐ劣化して長持ちするものではないので、一番いいのは植物園なんかでやっているように木の札に耐水性のペンキで(できれば彫りをいれて)書いて立てておくことだそうです。花が咲かないとまず同定はできないので、今度のシーズンにでき得る限り確認して木札を立てていこうと思っています。
「越の粧い」は富山の民家で発見された種です。日本の椿の原種には「ヤブツバキ」と「ユキツバキ」があり、北陸地方が原産地の「ユキツバキ」系はこんな感じの千重-列弁咲きをします。代表的なのは「オトメツバキ」でしょうか。ぽってりして優しい感じの花形です。雪の中ではさぞかし映えるだろうなあ。淡桃色で中輪、11月-4月が花期です。葉は楕円、中形、波曲。樹形は立性で強いです。1970年の発表で、別名「霜月」。別名もいい名前だなあ。