だめっこどうぶつ

Nec_0032_5お読みいただければおわかりかと思いますが、この「椿屋敷農園」は高邁な理想に燃えて書かれているものではありません。エコロジーとか癒しとか地球を救う正義の味方とかじゃまったくありません。ひたすら「うまいものをローコスト・ローテクノロジーでたらふく食べるにはどうしたらいいか?」を、ない知恵絞って試行錯誤しておることを、そのまま書いております。んで、ありがたくもお客様方のお知恵を拝借したり、余った産物を食べていただいて、その知恵と結果を摂取したりなんかして、また書く、ことをやっております。

今日のように寒い日など、ぐうたら怠け根性が前面に出て、猫と一緒に縮こまっていたいのに、寒さに強い犬とヤギにせかされて、イヤイヤ長靴はいて散歩に行ったり、運動させたり、小屋掃除したりなんかしてるわけです。寒いと妙に怒りっぽくなったりして「ああ――あたしってダメダメだああ――。」などと落ち込んでみたりするものの、寒くても落ちない食い意地にかまけて、生姜とネギたっぷりの味噌煮込みうどんなどむさぼり食べているありさま。そんなダメダメなお仲間のあなたに、お薦めのマンガ「だめっこどうぶつ」(既刊2巻・桑田乃梨子著・竹書房)です。

もう、まっー――ったく役に立つマンガではありません。「桑田着ぐるみ劇場」と銘打ってあるように、弱虫狼のうる野や、ヤクザウサギのうさ原、のろまのチーターちー子、いんちきユニコーンのゆに彦、近視の鷹のタカ岡などなど、とにかくどこかダメダメな動物が、なにかズンだれた着ぐるみのかっこうででてきて、ダメ森でぬる~い日常生活(どんなんや)を繰り広げるという内容です。”動物達の生態に迫る”というわけでも”失われ行く自然を描く”というわけでも、まー――ったくないんですがね。こんな「ああ、今あたし濡れ落ち葉」みたいな気分になる日に、読むには最適のマンガです。気の抜けた笑いが心地いいのです。「人間、そんないつもいつもキリキリがんばってられっかよぉ」とふてくされる自分も許せる気になる、そんなマンガ。

必要なんですよ、あたしには。

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