庭と畑を巡っていたら、西南の隅に馬酔木(アシビまたはアセビ)が咲いておりましたよ。
こ、こんなところに馬酔木の木があったなんて、今の今まで知らなかったよ!しかも結構でかい木なんである。ぐわあああ~ん。
改めて自分の観察力がザルであることにショックを受けたのでありました。そして、それほどだだっ広いわけでもない庭とか畑とかが、わたくしなんぞの感知しきれない、数え切れぬほどの生物達の営みによって成り立っているのであるなあ・・・と、さらに思い知らされましたですよ。「自宅半径100m圏内」のことしか書かない(書けない)この「椿屋敷農園」ですが、その「半径100m圏内」のことも、まだまだほとんど把握しきれてないんだなあ。世界って見ようによっては、とんでもなく奥が深く広いんだなあ、となんだか嬉しくなってきたのでした。
というところで馬酔木なのですが、この木はすでに「万葉集」にもバンバン出てくる、日本に古くからある木なのです。かわいい釣鐘型の白い花がたわわに垂れる、ぱっと見品のいい木なんですがね。
毒があるんですよ。アセボチンという。
馬酔木の名前の由来は、これの葉っぱを食べた馬が、酔っ払ったみたいに立てなくなってしまうところから来たんですわ。だから絶対口に入れちゃダメですよ。なんせ葉は殺虫剤に使うというぐらいのしろものですからね。
毒物ってのは案外身近に多いものです。庭や畑や山には、「これちょっとやばいんだよね~」(もちろん法に触れとるわけじゃありやせんぜ)というものが生えているものなのです。身を守るためにも知識は必要なのです。