カボチャの花

Nec_0005_16 カボチャの花です。

昔は「実がなってこそ花。実のなる花だけが美しい。」

―――などという、クソ生意気な事を言っておりましたが、今は一代限りのF1の花や、極限まで品種開発されたバラなどという、いわゆる「女子供が好きそうな派手な花」なんかもちゃんと美しいと思います。「限りなき美をめざして、たとえ実がならずとも人為の限りを尽くす」という作業を「それも人間が為す美しい行為のひとつ。無駄だからこそ美しいものもある」のであると、認める事ができるようになったのです。大人になったものです。

しかし、このカボチャみたいに実質的な「実のなる」野菜の花も、昔と変わることなくだい好きなのです。

カボチャは特に好きだなあ。瓜類は夏に花をつけて実を結ぶものが多いけれど、その中でも特にカボチャの花はド迫力。なにせスイカの花よりはるかに大きいのだから。オレンジに近いほどの鮮やかな黄色も好みだし、ふんわり優しいシルエットもいい。たくましく美しいお母ちゃんみたいな花。

終戦時の食糧不足で、カボチャは実のみならず、茎も葉も花も食べたという事は経験者が語る事です。

確かに花を食べてもうまかろうとは思いますが。一生のうちで「腹が減ったあまり、カボチャの茎や花を食べた」などという飢餓状態にだけはなりたくありません。

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