夕立

Nec_0005_17 ここ数日夕立が降ります。必ず雷も伴っているので、そのたびモモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)は大騒ぎ。

と、ここで稲妻の一つも写真で出せればたいへんカッコいいのですが、そんなものを撮れるような根性も技術もなく、激しい雨を受けて震える藪を撮るのがせいぜいです。

お昼をいただいた後「ウヒー―!こりゃたまらん!体から脂が出るー!」と炭火で焼かれたうなぎのごとく、あまりの暑さにだ~らだらだ~らだら汗をかいていると、三時を過ぎたあたりから、突然遠くの雷(たぶん東シナ海あたりで発達した積乱雲から発しているのであろう)がだんだん近くなってきて、モモが家の中に飛び込んできたな、と思ったら大粒の雨が降り出してきます。

驚くなかれ、雨が降り出したとたんに、寒暖計は3℃ほど下がっています。いきなりひんやりとする空気。これこれこれよ~。夏の午後はこうでなくっちゃ。

夕立がくるたび「熱力学の第二法則」ってやつを思い出します。「熱は熱いほうから低いほうへと移動して、その逆はない」ってやつ。つまり「宇宙の最初は超高熱のビッグバンで、それからどんどんどんどん冷め続けていて、最終的には絶対零度になって平均化する。」エントロピーの増大。

突出してエネルギーを溜めてしまった雲は、必ずいつかそのエネルギーを開放するために雨を降らす。自然は、宇宙は、結局突出したものを許さない。にもかかわらず生命体は生まれ、多大な熱量を放出し続ける。いつの日かすべての熱量が移動して活動を停止するそのときまで。

厳しいけれど美しい、掟。

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