イヌマキの実

Nec_0071_2 イヌマキの実が成っています。

イヌマキは鹿児島弁で「ヒトッバ」といいたいせつな庭木です。余所の土地なら松を使うところを、ヒトッバを使うのが薩摩の庭だからです。

知覧や出水の古い武家屋敷に行くと、そらもう年季の入った、ヒトッバの生垣や屏風作りや、なにやかやと作ってある樹を見ることができます。松より葉の幅が大きく、緑豊かなヒトッバの樹の庭は、松の庭より薩摩の風土によく似合っています。松ってカッコいい樹だけど、なんというか「生きながら枯れている」ところがあるじゃないですか?大雨がじゃんじゃか降り、大風がびゅーびゅー吹き、温暖で、緑が黒く見えるほど植物の繁茂する、生命力の強い土地柄では、松より断然ヒトッバなのです。余所の土地に持っていくと田舎臭く見えるであろう無骨な樹なのですが。薩摩の庭にあると凄くはまります。

ヒトッバの実は写真のようになかなか色鮮やかでかわいらしい実をつけます。でも、赤いところは花托で、青いところが実らしいけれど。赤いところは食べられん事もないです。青臭い味がします。

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