うちのトイレはもちろん小学校のトイレも汲み取りで、低学年のトイレは6つトイレ口があって、そこから下の汚物だめが見えました。ときどき誰かの腸に住んでいたであろうでかいサナダムシが汚物だめの人糞や尿やちり紙の中でのたうちまわっていました。マジです。明治のハナシや中国や東南アジアのハナシではありません。わたくしの小学校時代の話です。
トイレの出口にはクレゾールを張った洗面器と簡易水道があって、「クレゾールで手を消毒しなさい」と張り紙がしてありました。幼心に「それでほんとに効果があるのかよ?」と思いました。
1クラス15人で、毎年ギョウチュウ検査やサナダムシ検査に誰かが引っかかってチョコレート色の薬を飲まされてました。
でも、一人として花粉症やアトピーなんかのアレルギーがいなかったな。ほんとだよ。
「もやしもん」(既刊4巻・石川雅之著・講談社)を読むと、いまやわずかン10年前の一応日本の片隅だったわが少女時代を思い出します。まあ「フケツ」も「汚い」もいいことじゃないけどさ、今主流となりつつある「過度の除菌ブーム」だって果たして意味はあるのかね?と常々思っていたところに忽然と現れた農大マンガ。
「菌が見える体質」主人公沢木の影が薄くったっていいじゃない。なんといっても謎の知識と謎の人脈と謎の過去を持つ樹教授ですよ、樹教授。樹教授の提唱する「モネラ界(微生物の世界のことらしい)の住人によるテラフォーミング(地球改造)の野望」に、「じゃっど!じゃっど!」と大いに共感いたしますですよ。はい。
酒飲みにはたいへんうれしい日本酒やその他の酒の薀蓄も満載。
おすすめでございます。
