「椿屋敷」は椿好きだった母方の祖父の家です。祖父亡き後残された祖母に介護が必要になったので、娘であるわたくしの両親と孫のわたくしの3人がかりで自宅介護をしました。
きついけれども明晰な人だった祖母は認知症になり、次に寝たきりになり、鼻から栄養チューブを入れて、「早く死にたい」といい続けながら亡くなりました。身内にも長かったけれど本人にも最後の5年間は長かったと思います(闇雲な延命措置には本当に反対です。医療機関を儲けさすだけです)。
その間父方の家である日置市の家はほうりっぱなしでお化け屋敷も同然になっていました。
祖母が亡くなって3年、その間父がこつこつと日置の家のリフォームを続け、台所もトイレも風呂も完成しました。それで両親はそちらに引越しを始めました。今こちらの家はダンボールと袋だらけです。
両親が引っ越すとこちらの家を自分で守っていかねばなりません。
責任の重さを感じるともにうれしくもあります。なによりかにより、こういう家があることのありがたさを痛感します。