一月も20日を過ぎて何を言っておるのかとお思いでしょうが、まさしく昨日は「盆と正月が一度に来た日」でありました。
ここに書くのもつらいのですが、昨日家に帰るとうちで唯一の雄ヤギのボンボンくんがたいへん苦しんでいます。大急ぎでヤギ師匠に鹿児島大学家畜病院のK先生を紹介していただき、電話でお話したら「それはたぶん何かの中毒です。今からすぐ連れていらっしゃい」(すでに夕方5時でした)と。いざボンボンくんを車に乗せて、一時間かかる鹿大農学部を目指そうとしたその前に、他のヤギたちの様子を見に行ったところ、なんと放牧場でオジョウから子ヤギが産まれているではありませんか!!!それはボンボンくんの種で雌の子ヤギ。
ああああああ!!!!もうすでにわたくしここで大パニック。脳みそが容量オーバー。
とりあえず、雨上がりの放牧場で深呼吸。できうる限り冷静に産まれたての子ヤギを観察。どうやらオジョウは子供の面倒をちゃんと見るお母さんのようで(ありがたい!)、いとしげに子ヤギの毛づくろいをして、ちゃんと初乳も飲ませている様子。
「よし!あんたは大丈夫だよね!!帰ってくるまでその子を頼んだよ。」
言い残して車に駆け戻り、家畜病院へ。
家畜病院ではゼミ中だったK先生とゼミの学生さん達が駆けつけてきて、ボンボンくんを診てくれます。でも、どうもかなり厳しい状況。脱水が激しくて、体温計に体温がでないほど下がってます。K先生の矢継ぎ早な指示で酸素吸入、頚動脈への解毒剤注射、そして点滴。湯たんぽと布団乾燥機で暖め。
「今夜はここでお預かりします。でもかなり厳しいです。これだけ急激に脱水がきたということはやはり何かの中毒でしょう。ときどき草の中に農薬や殺鼠剤が混じっていることがあったりするんです。」
暗然。しかし、きびきびした先生や学生さん達の処置ぶりにお任せする以外しょうがないので、そこから帰宅。(すでに7時過ぎ)
帰ってみるとオジョウと子ヤギちゃんはちゃんと小屋に入っていて、なんとも平和にお乳を飲んだり飲ませたり。
見ていると涙がこみ上げてきそうになりました。
結局、ボンボンくんは手厚い治療をしていただいたにもかかわらず、夜中に亡くなってしまいました。原因を調べるために(残されたヤギたちの安全のためにも)解剖の手続きをとってくださるとのこと。鹿大の家畜病院K先生とゼミの学生さん達には本当にお世話になりました。ありがとうございました。