あな情けなや、とにかくリビングに散らばっているマンガを片付けないと、絨毯も敷けず炬燵も出せません。寒い。
ということで引き続きマンガ整理をやッちょります。まったくはかどりません!!なんやかやとすぐ読んでしまうからです。この意志の弱さよ。
隅っこから「エースをねらえ」(山本鈴実香著・集英社)が出てきました。思わず読む。
んで、驚く。まるでSF。わずか3,40年前の日本の話のはずですが・・・・・・
一番驚いたのは主人公のひろみのナイーヴさですね。とにかくよく泣く。ビービー泣く。人のことばかり気にしてる。うーーーん、3,40年前に10代後半の世代の女が(今50~60代だぞ)、こんなに 繊細かァ?日本の歴史開闢以来のずうずうしい女どもの先駆けだと思うが?いや、自分のことを「ナイーヴ」だの「繊細」だのと思い込めるってことは、やっぱずうずうしいのか。
彼女たちが荒縄のような図太い神経で世の中を渡る先鞭をつけてくれたおかげで、いまや日本の女たちは鋼鉄のワイヤー並みの神経になってしまったのだぞよ。なんせ「のだめ」ですよ。花の都パリに行こうがゴーイング・マイウェイ。パンツ見せて池にドボン。お貴族様のお城でモーツアルトのコスプレして「楽しんで弾くので頑張って聞いてください」ですよ。「BOSS」ですよ。「ヤマムラ~!!今、無性に殴りたい~!!」と、年上の男の部下を顎で使う図太さですよ。
ナイーヴなひろみを、よってたかって回り中が腫れ物に触るような扱い。特に宗方コーチ。この男がまじSF。40年前の日本にはこういう男が現実に生息していたのであろうか?信じがたい。ちゅうかこういう男を「理想」として据えるところが時代やのう~。そばにいたら超ウザイと思うぞ。
そういや、あの頃のマンガってこういうの多かったな。「アラベスク」のミロノフ先生とかさ。絶対的な価値観と美学を持つ「コーチ」とか「先生」とか「師匠」とかが「こんなつまらないわたしを見出してくださる」という、シンデレラストーリーのど根性バージョン。
うーーーーーむ。やはり時代やのう~~。話はなんだかんだ言っておもしろいんだけれどなァ。