うちは「鹿児島市のチベット」とでもいうべき山の中で、年間を通じてタヌキ、キツネ、イタチなど鶏を狙う獣が出没します。
特に冬場は餌が不足するのか毎晩のようにやってくるようです。モモとアンズ、犬たちが庭にむかってよく吠えます。
おとといの夜11時ぐらいに、犬たちが吠え雌鳥の悲鳴が聞こえたので鶏囲いに駆けつけました。一羽の雌鳥(頭頂に冠みたいな羽があるのでカンムリちゃん)がうずくまっています。
「よしよし、カンムリちゃん、大丈夫だからね。」優しく話しながら体を確かめてみました。右羽の下の羽毛と皮膚をごっそり剥がされています。うわああ~、これはひどい。
マキロンを傷に吹き付けて、枯れ草を敷いたリンゴ箱に入れて養生させることにしました。犬小屋と居間のそばに置きます。ここだとさすがの獣も近づかないからです。
一羽の雌鳥が怪我をしても、心配です。
「鳥インフルエンザで何千羽、何万羽の殺処分」の処置をとらされる、養鶏農家さんの苦渋たるやいかなるものでしょう?想像を絶します。
わたくし自身は「口蹄疫で殺処分」も「鳥インフルエンザで殺処分」も、疫学的にみて大変愚かな対策だと考えています。はっきり言って「バカじゃないの?」とすら思っている。
ただ戦後の日本農業政策が進めてきた「大規模化、集約化」に準ずる、「大規模牧場」や「大規模養鶏場」は「ウィルスの培養基」にうってつけであることは確かです。「人工的に繁殖させた同じ遺伝子型が狭い場所にうじゃうじゃ」ですから。
「野鳥、野鳥」と大騒ぎしていますが、それもバカ。鳥インフルエンザウィルスは昔から野鳥のなかに潜在していたわけで、それと戦って生き延びた個体が繁殖するを繰り返して今に至るわけです。死ぬ個体、弱る個体もいるでしょうが、生き延びた個体は強くなります。動物とウィルスは、生物の歴史が始まって以来、何十億年もそうやって拮抗しながら進化してきたわけでしょうが。
それ、高校の生物でも学習する内容じゃないの?なんで、きれいに無視されてんの?
「全部殺処分」の発想は、とても怖い。「民族浄化」とか「ホロコースト」とかと、同じところからでてるんじゃないの?
「めんどくせえから、全部いっぺんに殺しちまえ~!!」みたいな。