リンゴの芽

Nec_0031_10 リンゴの芽が出てきました。

おそらく品種は「ふじ」か「おうりん」のはずですが・・・。

つまりこういうことです。人間がリンゴを食べて(いつも「ふじ」か「おうりん」)その皮やら種を含んだ芯やらをそのまま地鶏くんご一家にやっておるわけです。また、鶏リンゴの皮や芯が大好き。

その地鶏くんたちのウンコが、餌入れや水入れにぼたぼたくっついてるので、外の水場で洗い流して横のカラーが生えている一画に「肥料代わりじゃ」とかいって流しております。ほぼ毎日。リンゴの芽はそのカラーの根元から出てきたのです。どうやら地鶏くんたちのウンコの中にリンゴの種がそのまま入っていたようです。そして春になって気温が上がってきたので発芽した、と。

―――――ううううむ。

まことにまことにありがたいことであります。生命の中にある「めざまし時計」というのはすごいものですな。そして、このあらゆる生物を巻き込んで動く巨大なる自然というからくりの巧妙さよ。

以前にも言いましたが、果実の種というのはリンゴにしろミカンにしろ種の周りの果肉に発芽阻害物質が含まれているため、なかなかそのままでは発芽しにくいのです。プロが大量に実生しようとするときには、種をアルカリで洗った上に酸で洗わばならず、なかなかの手間がかかるといいます。

ところが自然界では「鳥類」が存在します。鳥には歯がありませんが「砂嚢(さのう)」という強力な消化器官を持っています。この砂嚢の筋肉でもみにもまれた種は、少しも発芽機能を損なうことなく発芽物質(要するに果肉だ。鳥にとってはごちそう)を取り除いてもらえます。そのままの形で鳥のウンコとして出てきて、発芽したら今度はいいかげんにこなれた鳥のウンコを栄養として育つという段取りです。

なんという巧妙なシステムでしょう!

素晴らしい!!

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