わたくしはねえ、心が狭い人間なんですよ。特においしいものがからむと恥も外聞もありませんわ。
「大人げない」といわれようが「義理も人情もない」といわれようが好物を最初に他人に分けてやるような真似いたしません。とりあえず自分のために確保。鼻や目からはみ出そうなぐらいお腹いっぱい食べて、しかるのち渋々「腐らせるのもなんだしな・・・・・」とかつぶやきながら、未練たらたらスズメの涙程度にお分けする、という餓鬼畜生もかくやと思われる人生を歩んできたんですわ。いつも申し上げるように「おいしいものをローコスト・ローテクノロジーで(自分が)たらふく食べる事ができるように」農園をやっておるわけです。
虫けらに食べさせるような枝豆はうちにございませぬぞ!!
口惜しや、台風の通過前後が第二弾枝豆の食べ頃ぷりぷりだったのですが、「台風来るしな」と室内でトドのごとくゴロゴロ転がりマンガなど読んでおりました隙に、どこぞの虫がうちの枝豆の一番肥え太った莢を食い散らしておるではありませんか!!
むむむむむ――――!!
もはや犯人の影も形もなく、むなしく空になった莢を握りながら地団駄を踏みました。地団駄って久しぶりにやったなあ。それほど口惜しかった。
今後枝豆は決して枝の上に残さず、熟し次第どんどん莢を採ってすみやかに自らの胃の中に納めていこうと固く決意しました。