モモ(紀州犬雑種・10歳・雌)は昔から蛇という蛇が大嫌い。どうもマムシに噛まれたことがあるらしいのです。
いつでもどこでも地面をにょろにょろと這う姿を見かけたら、それがマムシであろうとアオダイショウであろうとシマヘビであろうとジムグリであろうと、必ず殺します。
鎌首の背後から噛み付き、高速で振り回して遠心力で蛇の体を引きちぎる、という彼女独特の蛇退治です。(いや、他の犬が蛇退治をするところを見たことがありませんので、彼女だけの技なのかどうかわからないのですが。)
先日、門柱の下に体長1m20cmのアオダイショウが潜んでました。モモとアンズ(雑種犬・1歳・雌)は朝のお散歩に出かけるところでしたが、もうお散歩どころではありません。
にょろにょろにょろ~とのたくるアオダイショウに「にっくき奴め!!」とばかりに遠心力攻撃を仕掛けるモモ。対してアンズは蛇そのものを見たのが初めてらしく「きょとん」としてます。モモが日頃のお人(犬)好しそうな顔をかなぐり捨てて悪鬼のごとき形相になっているのを見て「じゃ、あたしも・・・・」とばかり無防備に蛇の前から近寄ろうとしたそのときです。
「ワン!!!」
と鋭い一声、モモがアンズを叱りました。「前から近寄るんじゃない!!危ない!!!」と警告したのです。
うわああああ、すごいな。カッコいいぞモモ。
今、大人の犬から子供の犬への文化の伝承を目の当たりにしてしまった。こうやって、技術は伝わっていくのね。
それから10分ぐらいモモはアオダイショウを振り続け、さしものアオダイショウも弱ってきて初めて、アンズにも噛み付かせました。不器用にアンズもアオダイショウを振り回します。
あんたも蛇退治の技術を身につけたんだなあ。次に蛇に遭ったとき、きっとその技術が生きるよね。