便秘解消法
シロさん(トカラヤギ・女の子・1歳半)の異変に気がついたのは昨日の夕方のこと。
いつもより動作が鈍く大儀そうで、いつもならすごい勢いで食べる飼料に口をつけず、いつもなら飲まない水をじゅーじゅーごくごく飲み、極めつけはお腹が膨れてパンパンになっておりました。腸内にガスが溜まっているようなのです。(そういえばナマのカライモ(サツマイモ)を勝手にぼりぼり食べていました。生イモは腸内にガスを溜める危険がたいへん高いシロモノ。)
要するに消化不良で便秘なのですが、腸の長い草食動物にとって便秘は命取りになりかねない病気。「ガス溜まる→腸閉塞→死ぬ」というのがあっという間だったりします。
「これはやばい!!」と、
大慌てでシロさんの腹をさすったり揺すったり、腸に刺激を与えるであろう施療法を行うのですが、なにせでかい腹にはなかなか刺激とならず、ただただちょっとばかり「げふ、げふ」とげっぷをしたり、「ぷぷぷ」とかすかな音が腸から聞こえてくるばかり。
「こはいかに。いかがしたものか?」と思案するのですが、こちらの心配をよそにシロさんは大儀なのか腹を揺すられるのも鬱陶しい様子。もはや触ろうとすると逃げる有様。
「かくなるうえは!」
究極の便秘解消法を行うことにしました。
運動です!!ウォーキングです!!!
寒い夜のすでに十時前でしたが意に介さず。半纏を着込み、顔、首、肩をぐるぐる巻きにし、軍手と長靴を履いて、いつもなら犬のモモと歩く2kmコースをヤギを引いてウォーキングいたしました。
幸い人とすれ違うことはありませんでしたが、もし目撃した人がいたら怪しいことこの上なしの姿でしたことでしょう。
しかし効果は絶大。あれほど必死でマッサージしても「ぽよぽよ」としか動かなかった腹が、シロさんの短い足が駆けるたび「ゆさゆさゆさゆさゆさゆさ」とすごい勢いで動いています。これは腸にもたいへんな刺激を与えていることは間違いなし!
さらに朝の四時にももう一度ウォーキング。
甲斐あってシロさんのお尻からたいへんな勢いで大便がでてきました。
よかった!・・・・・・・これで一安心。
便秘が解消されたシロさん、再びすごい勢いで草を食べ始めました。よかったよかった。
それにしても、やはり便秘にはウォーキングです。下手な便秘薬より長距離を歩くことこそが特効薬となります。この一件でますますそう思いました。
大事に至らず良かったですね。
背中にお灸したら、内臓が良く動き出します。もぐさはヨモギの葉っぱで作れます。
牛ですけどよくやってました。
投稿: 福岡T | 2007年1月 9日 (火) 22時02分
おお!お灸!蓬の葉から手作り!!さすが福岡Tさん。今後もいろいろ教えてください。ありがとうございました。
投稿: 春 | 2007年1月10日 (水) 11時30分