椿屋敷のお客様

花ー秋 Feed

2010年10月10日 (日)

異質な芳香

Dvc00033 金木犀の香りももうそろそろ終りが近いですかな。

「日本の秋の香り」といえばこれ、というぐらい当たり前の香りのようだけれど、日本列島に入ってきたのは江戸時代なんだよね。そうそう前じゃない。

この香りをかぐたびに思うのは「いい香りだけれど強烈。」個性が強いよな。思うんだけれど、これが日本に入ってきた当初は、もっと「強烈!!」と思われてたんじゃなかろうか。他の日本の花の香りに比べれば存在感が桁違いに違うでしょう。「南蛮渡来」とか。そういう言葉が浮かんだんじゃないのかね?

「トイレの香り」を反射的に思い浮かべるけれど、ああいうハバカリの香りは昔からこういう金木犀とかラベンダーとか「異国情緒たっぷりの強烈な芳香」がふさわしいのかもしれないですな。「家の中の異世界」ってことで。