椿屋敷のお客様

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2013年4月 5日 (金)

人を呪わば穴二つ

001というわけで、前日のエントリーでは「原発再稼動、TPP参加、憲法改正、国防軍」反対、と申し上げました。

ま、一応旗幟を鮮明にしとこうか、ってことで。

あ、「原発はやめちょけ」と思ってますが、だからといって「今すぐ日本中の原発を廃炉にせんか!」とか無茶を言う気はありません。極端な事をいくらわめいたって物事は急には動かんでしょう。

推進派にしろ反対派にしろ、「今すぐやれ!それやれ!だって俺らは正しいんだから」と言いたがっている感じがして、すごく気持ち悪いです。

「スピード感」とか「待ったなし」とか、人をせかすセリフはとても嫌です。

「ちった(少し)ゆっくり考えさせんか!!」と頭を掻きむしりたくなります。

「のろま」とか「そんなんだからいつまでも変わんねえんだよ!」とか「バスに乗り遅れるじゃねえか!」とか言われても。

うちの近所は基本とてものんびりしてるし。別に変わらなくてもいいや、と思うし。バスなんか基本一日二本で、あとは週三日「あいバス」ってやつがぐるぐる回ってて、乗り遅れるもなにもないし。

だいだい、うちみたいなド田舎で、あわててバスの行き先間違ったりしたら、それこそ大惨事よ。そのまま山の中のバス停車場に連れて行かれて「帰りの便は明日までない。付近に店はおろか民家すらない」って事態になるぐらいだったら、バスに乗らずにおうち近辺でご用事済ませてじっとしてるほうがマシだって。

そんなに急いでどこいくの?

そんなにせいてどうするの?

自分たちが慌ててるからって、人までせかして追い詰めたりしないで。

「こんなに今の世の中が悪いのは、のんきな連中が無駄飯を喰らってるからだ!」

って、他人を追い詰めたらその刃はいつか必ず自分に向かうよ。

(ってか、そんなにばたばた社会を根本から変えなきゃならないほど、日本は悪い国か?)

(大慌てで全部ひっくり返してぶち壊してみたら、結局前のほうが何ぼかマシだったって、日常生活でもよくある話じゃん)

「あいつが悪い」「こいつがダメだ」って、他者を攻撃し続けて、攻撃する相手が全部いなくなってしまったら?その攻撃性は自分自身に向かうだけでしょう。

「人を呪わば穴二つ」って、しみじみ本当の事だと思います

2013年4月 4日 (木)

へたばっている間に2

001
2005年にこのブログをはじめたとき「政治と宗教にはかかわるまい」と思うておったですよ。どっちもわからんし、ややこしそうだし。「『自宅半径100m以内』の話題がうちのすべてだ。」とも、考えましたし。

甘かったですね。

2011年の大震災と津波、そして福島の原発事故。

「かかわらんど」と言えなくなりました。うち、川内原発からぎりぎり30km圏じゃっとです。

でもね、勉強してないから、わからんのです。何を書いたらいいのか。

今もわからんままです。

「まあ、それでもいいか。」とやっと思えるようになりました。「わからんならわからんまま」で書こう、と。

だって、へたばっている間に、いつの間にか政権交代しちゃって、安倍自民党ですよ。もーーーーーーーひったまがった(超びっくり)ちよ。よりによって何で安倍?何で自民党?

「わからんよっぜ(くせに)何を言うか」と言われても言います。

「原発再稼動、TPP参加、憲法改正に極め付きが国防軍」

全部反対です。

やばいでしょう!いくらなんでも!!

「アベノミクス、安倍バブル」

浮かれてたらやばいでしょう!

もう少し冷静になろうよ。

バブル崩壊はたった20年ちょっと前だよ。みんなひどい目に遭ったんじゃないの?

ITバブル崩壊は10年ちょっと、リーマンショックなんか、ほんの数年前じゃっど。

前のバブルのときはまだ実体経済があったけど、今度のは底に何もない「促成栽培」バブル。

もう、いつ奈落の底に落ちるかわからないですよ。しかも前の奈落より絶対深いですよ。

おそろしか~!!

2010年8月27日 (金)

人こそ見えね

Dvc00003 今朝はひんやりしています。ただいま午前4:57現在です。

地獄の暑さが続く夏だけれど、その暑さの陰で着々と秋の準備が進められておるわけよ。

柚子やカボスや栗の実がだんだん大きくなり、藪になった萱やセイタカアワダチソウの下で、秋草の芽が萌えてきちょります。

「『地球は氷河期にむかいつつある』という説が世界の気象学では主流である」ともいいますね。

「温暖化している」「原因は二酸化炭素だ」これは「ほんとうにそうなのか」証明不能であくまで仮説なんですよね。

ただねえ、こう、毎年毎年バカみたいに暑いと、ついつい「温暖化!!」と飛びつきたくなるけれど。ことはそんなに簡単じゃないんだな。ま、生活する側としては「理屈はどうでもいいから、も少し涼しくならんか!」というのが本音だわな。

2010年4月30日 (金)

ベリー・ベリー・ベリー

Dvc00342 庭の東南の一角は日当たりがいまいちで土も酸性らしいんだけど、ブルーベリーにはとてもいいらしいです。五年前に植えた¥400の小さな苗が1mぐらいのブッシュになってます。

「ここはブルーベリーに向いてるのかもね。」と思い、安い苗を見つけては空いたところに植えとく、と。それもよく育ってます。夏場に草刈するぐらいで、何にも手を入れてないんだけどね

ブルーベリーはツツジ科。そういやツツジもよく育ってるよなあ。ほったらかしなのに。

野生種の仲間がよく育つところは、園芸種もよく育つんじゃないかなあ。きっと条件が合うんだよね。

すぐ近くにやっぱり五年ぐらい前にトヨノカイチゴを植えてそのままにしてるところがあるんだけれど、ほったらかしにもかかわらずけなげに花をつけ実をつけてます。ありがたいことに。合うのかなあ。

そこらは草刈しないと野生のクサイチゴが繁茂するところ。条件がイチゴに合ってるんだろうなあ。

2010年2月17日 (水)

紅枝垂れ梅

100217 梅はいい匂いがしますよねえ。

奈良や平安の昔には「花」といえば梅であった・・・・・というのはよく聞きますが、「花の匂い」ってのがいろんな歌や物語に出てくるのを見ると、「ああ、やっぱりこの時代の人たちにとって梅のほうが艶やかに見えたんだなあ。」お思います。「艶やかに嗅げたんだなあ」か。

京都に住んでいたとき、北野天神によく行きました。あそこは菅原道真を祭る神社、境内は「これでもか」というほど梅だらけ。梅の時期に参拝すると境内中に香りが漂って、なにか香りの結界みたいなものができてました。またトレードマークが梅なもので、幕から透かし彫りからお守りお札から御神籤まで全部梅マークつき。ああまで徹底されると「ああ、梅って、すごくきれいでカッコいい花かも」という気になったものです。

豊臣秀吉の醍醐の花見以来、「花といえば桜」ってことにひょっとしたらなっちゃってるかも、なんだけど、梅もいいよう~~。嗅覚に訴えるところが大きい分だけ「色っぽい花」だと思いますですよ。

2009年12月28日 (月)

水仙

Dvc00289 日本水仙が咲きました。

すごく好きな花なので、これが咲くとうれしくなります。

といっても、まったくのほったらかしで、ほぼ野生の状態。強いもんだなあ。何も手入れしないのに、季節が来ると球根から芽が出てきて、花が咲く。しかもこんなにきれいで、いい香り。

ありがたいことであるよ。

2009年10月14日 (水)

山茶花「富士の峰」の蕾

Dvc00246 今日ひょいっと「富士の峰」の枝を見てみたら、いつの間にか蕾が膨らんでいました。

なんかちょいとショック。もう今年も山茶花が蕾をつける季節なんだってことに。それも、自分が気づかない間に、時が巡っているのだということに。

いや、時が巡るからこそ、与えられる恩恵を受けているのだからして。ありがたいことではないか。気を取り直す。

2009年10月12日 (月)

十月の香り

Dvc00244_2 うちの庭には樹高4mの金木犀が生えています。今時分になるとそこらじゅうにトイレの香水に似た濃厚な香りを振りまいてくれます。ありがたいことでございます。って、3畝あるうちの庭畑の中心にあって、そこらじゅうが畑なので、このよい香りを嗅ぐ人間がわたくし以外ほとんどいない、という贅沢さなのですが。

「金木犀、銀木犀、クロガネモチを庭に植えるとお金持ちになる」という俗説があるそうな。うち、どの木も4,5mクラスの大木があるんだけどな。お世辞にも「お金持ち」ではないわな。

だけどね、雨風寒さ暑さをしのげるおうちがあって、毎日食べるものに困ってない。今の世の中これほどの贅沢があろうか。ほんとうにありがたいことであります。

・・・・・・・・・・って、それにしても、こんなに「ビンボー」がはやる世の中にいつの間になってしまったのであろうか。まあ、「バブル」とかま――――ったくなじめなかった人間としては、今のほうがはるかにおもしろく暮らしやすい世の中だけどね。

2009年10月10日 (土)

芒が原

Dvc00243「 ススキ」は「芒」と書きますねえ。「薄」とも書きますが。

「芒」という字は不吉です。「亡」がはいっているからなあ。確かに秋の芒が原は「亡」の字がぴったり来るような「栄枯盛衰」とか「驕れるもの久しからず」とかを絵にしたような風景。美しいんだけれどね。

土地を手入れせず荒らしてしまうと、何年かして必ず芒が原になる瞬間があります。それが「滅び」を連想させるんだろうな。実際、廃屋なんかがほっぽらかされて、庭に芒が生えだすと「ホントにこの家滅んだんだなあ」と思わされます。

うちの庭や畑を芒が原にしないぞ。

2009年10月 1日 (木)

赤紫蘇の花

Dvc00235 鹿児島地方じゃ今年は梅が大豊作で、みんなが梅干し漬けたもんだから、赤紫蘇が不足した梅雨でありました。

うちなんか梅は全部自分ちの木になったからタダ。なのに紫蘇ななかったので、結局バカ高い紫蘇を買う破目になり(一把¥350なり)、梅干しの値段のほとんどは紫蘇代だったというあほらしさ。

ところが世の中にははしこい商売人ってのがいるもんで、お知り合いなんか今年の二月、梅の花の時期に雪が降らないのを見て「今年は梅が豊作!!」と判断して、さっそく紫蘇の種を蒔いてトンネルで育てた、っちゅうツワモノがおるんですわ。

彼女の博打は見事に的中し、ほとんど手のかからない赤紫蘇だけで¥100000あまりの収益を上げたそうな。

たいしたもんであります。見習わねば。

うちの庭の赤紫蘇は植えたわけではなく、何年も前から夏になると自然に生えてくるもの。またこうやって花がついて実がなれば、その実が落ちてまた来年も赤紫蘇が生えてくることでしょう。それはそれでとてもありがたいことなんだけれど。今年はこの実と昆布を煮て佃煮でもつくろうかな、と。