6月14日からずーーーーっと雨が降り続け、それがハンパない土砂降り。
ゴロゴロゴロゴロ雷は鳴り続け、ピカピカピカピカ稲妻は光り続け、「どうなるんじゃ~~~!!?」とびびる日々が続きます。
降り始めからの雨量は1000mmを超えているらしい。ただでさえ降水量の多い鹿児島の6月の平年雨量の軽く二倍が、この一週間で降ったんだと。どしぇええええ。
うちの周りに危ない崖はないし、渓流もないけれど、鹿児島の水害はハンパではない。8・6水害のときうちから10kmほどの小山田町で国道3号線が道路ごと流されて川になってしまった。
シラス台地はどこが崩れるかわからんのです。
鹿児島を含めた南九州の皆さん、お互い、崖や用水路やドブには十分注意しましょう。
わたしは完熟梅を漬けた梅干のほうが、青梅のそれより好きです。果肉がどろどろと柔らかくて香りがいいような気がするからです。
もっとも、完熟させると収穫期が梅雨真っ只中にかかる確率が高いし、収穫後もすごい勢いで傷んだり、カビが生えたりするので、商品として流通させるのは難しいと思います。
うちはおかげさまで梅の木があるので、収穫後、即「洗って乾かし塩漬け」処理ができるし、万一途中で傷んだ実を捨てるのもそれほど心が痛みません。なので、いつも完熟を心待ちにして梅仕事にとりかかっています。
しかし、空前の大豊作だった今年(当家比)、完熟梅の収穫と塩漬け処理が、これまた空前の豪雨にぶち当たってしまいました。
なんとか合羽着て雨の合間を縫って梅を収穫し塩漬けしたものの、空気の湿気はすさまじい。処理の最中にも気がつくとカビが生えたりしてる。
なので、塩漬けした梅から水が上がってくるまで、けっこうドキドキしました。
水が上がってくれば、いわば18%塩水にどっぷり漬かることになるのでカビ等の心配がなくなります。一刻も早く水が上がり、樽の一番上の梅まで塩水に漬かるのが望ましい。
今朝見たら、どの樽もどぷどぷに水が上がっていました。
一安心。
漬物石を使わず、二重にしたビニール袋にたっぷり水を入れた水重石を使ってます。これだと樽の隅まですべての梅に均一に荷重がかかるので、早く水が上がってくるような気がします。
去年の秋から今年の春にかけて、うちはここら一帯のタヌキたちに「あそこはいいよう。おいしいよう。」と口コミで伝わってしまったらしいです。
むちゃくちゃ腹立たしいことですが、雄鶏一羽に雌鳥五羽がやられてしまいました。(あと雌鳥一羽ひよこ一羽アンズにやられた。雄鶏一羽噛まれた)。
もう、腹が立って腹が立って。「うちはタヌキのレストランじゃねえ!!!」
ちょうど鶏柵と鶏小屋の改装中だった隙を狙われました。今まで鶏番犬を果たしてきたモモ(雑種・11歳・雌)がだいぶ年をとってきて感覚が鈍りダッシュが遅れることも原因かと思います。結果卵を産める雌鳥が三羽まで減り、存続の危機になりました。うちの雌鳥たちは親が抱卵して孵った子たちなので、自分も抱卵ができます。わたしにとっては替えがきかないのです。
「これではいかん」と一念発起し、雌鳥さんたちが安心して夜を過ごせる「鶏長屋」を大急ぎで作りました。
といっても居間の窓の下、犬小屋の隣に木のリンゴ箱を並べ、ビールケースで覆い、2m×1m・10cm角のワイヤーメッシュで囲ってタヌキがまったく入れないようにしました。一部だけ15cm角のワイヤーメッシュを使いましたので、鶏たちはそこから自由に出入りできます。
そして昨日も書いたように、鶏番犬アンズに駆虫薬を飲ませて体調万全にしてお腹が空かないようにしました。
これができて以来、タヌキに鶏を盗られてません。
そして雌鳥さんたちにストレスが無くなったのでしょう。産卵成績が劇的にアップしました。昼間はヤギたちと同じ囲いに放し飼いなので自分が食べたいものを食べ放題。そりゃストレスはないわなァ。
とりあえず、今度の秋までに雌鳥を10羽に増やすことが目標です。
ちゅうてもわたしが産卵したり抱卵したりするわけじゃないんで、三羽の雌鳥さんたちに、はめつけて(きばって)もらわねばならんのですが。
具体的には、鶏番犬、ヤギ番犬、防犯番犬、などの仕事があります。
しかし、アンズ(雑種・2歳・雌)は、どうにも腹持ちが悪いらしく、ずっと「お腹が空いた~お腹が空いた~」といい続け、今年に入ってから鶏二羽とひよこ一羽を噛んでしまったのです!!
守るべき鶏を噛んでしまってはお話になりません。叱ったら自分でも「悪いことをした・・・・」といのはわかっているらしく、耳を伏せ目を伏せ挙句の果てにはひっくり返ってお腹を見せて反省はするのですが。
「どうしたものか・・・・。」
思い至りました。どうにもこうにもお腹が減って、ついつい目の前をうろうろする鶏に手が出てしまうようなのです。これは、虫です。きっとお腹に虫がいて栄養を盗られているのです。そういえば彼女の体重の割にはたくさんご飯をあげているのに、一向に太る気配がない。
動物病院で検便してもらいました。
やはりいました。犬釣虫!!
憎っくきなり!!憎っきは寄生虫なり!!!
虫下しをモモ(雑種・11歳・雌)の分までいただいて、2週間にわたって飲ませました。
効果覿面。
アンズは嘘のように落ち着き、鶏や雛が目の前をうろうろしても知らん顔。夜には囲いの中に放しておけば、鶏が盗られないように番をしてくれました!!!
やったーーーー!!ここに、モモに続く鶏番犬の誕生なり。
それにしても、早く気がついてやればよかったね。さぞかし、お腹が空いてたんだろうな。これから年一回は必ず検便するからね。
昨日は日置八幡のお田植え祭り。勇壮な鎌踊りと泥田で酔っ払いが踊りまくるせっぺとべが有名です。
小学校に入学したばかりの甥っ子が、初めて鎌踊りを踊る、 というんで、土砂降りの雨の中を見に行きました。
この時期で「お田植え祭り」雨が降るのは珍しくありません。でもよく降った。
鎌踊りはとてもかっこいい、藍がすりに襷がけ尻はしょりに脚絆わらじの衣装です。でも大雨でみんな雨合羽。せっかくの衣装が・・・・・・・
ま、甥っ子はかっこよかったけどね(オババカ)。
町内の部落からそれぞれ踊り連が参加します。神事なので八幡社の社の正面、左翼、右翼で奉納。そのさらに横の神田では、大人の酔っ払いたちが白装束でせっぺとべのお田植え神事。
大入りの見物客でごった返す境内。こりゃ盛況だわ。
子供の頃の記憶より、むちゃくちゃ盛況なお祭りになっていました。神社の裏の運動公園内に出店とイベント広場ができてたりして。
去年は口蹄疫で中止だったこの神事。よかったよ、今年はできて。
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