梅干が大好きです。特に黄色く完熟して皮も果肉もぐじゅぐじゅになって、紫蘇に真っ赤に染まったやつがいいんです。
青いうちに漬けて皮がはりはりするのはあまり好きでない。
なので、いつもよそ様が漬け始めるのを尻目に「まだか~まだか~?」と梅の実を見上げながら熟すのを待つこととなります。
今年は特に梅の生り年で、うちにある10本近い木のすべてが生らせています。だいたい12年ぐらい前に植えた木なんですが、今まで生ったことのない木まで実をつけてくれておるのです。
「あと、もうちょい、かな?」
楽しみに待っていたらまさかの5月の台風。おいおいーーーーー!!
もう、ちょっと「びゅーーーー」と風が吹くたびに梅の実が心配で、心配で。
幸い、台風の影響はほとんどなく、梅の実もほとんどが無事でした。
ほッ。
安心してまた、「まだかな~まだかな~」と梅の木を見上げております。
今年の鹿児島は栗が大豊作なんですよ。どの木もわんさか毬栗を落としてます。
うちは山の中なので、所有者の知れない栗の木があちこちに生えてます。9月になって栗が落ち始めて「今年は豊作だ」とわかったときから、ワンコの散歩のときにビニール袋を持ち歩き始めました。ワンコのウンチはスコップでその場に埋めます。このビニール袋は拾った栗を入れる袋です。
もうね、山ほど拾って、拾った栗はどんどんダッチ・オーブンで蒸し焼きにして食べました。これが単純ながらむちゃくちゃおいしかった!!
「いいーー思いするな、今年の秋」
と、思ってたのも束の間、やはりみな考えることは一緒らしい。そのうち、朝早くから栗の木の下を回って栗を拾って回る人が増えました。あいちゃちゃちゃ・・・・・・・・
かなり早起きして、回ってみても、残るは栗のイガだけ、という日が増えました。もう、木の上に栗はほとんど残ってません。ああ、しあわせな今年のそろそろ栗シーズンも終わりね。
ま、いいか。また栗がわんさかなりますように。旬のものを食べることのしあわせよ。
「あっつい、あっつい、9月も半ばなのにあっつい」と残暑にあえいでおるわけです。最高気温が34℃もあるし。
ヤギがばてておる、とバケツの水をかけて回りました。今年はあちこちの家畜が熱射病で死んでいます。最後まで手を抜かず用心しなければ。
・・・・・・・っと、めーさんを追いかけて放牧場の奥まで行ったらば、栗の木の下によく太った栗がたくさん落ちていました。そらもう、たくさんです。すぐ、持っていたバケツに拾い始めました。イガイガが指や爪の間に刺さり「あいたたた」などと言いながら止めやしません。我ながら食い意地の前には現金なものです。
早速、ダッチオーブンで蒸し焼きにして食べました。秋の味であるよ。
足元だけ見るとすっかり秋です。ばかげた猛暑も、あと一日か二日らしいのでもう少しだけ耐えるとしますか。
今年はうちの柚子の木の当たり年らしく、わんさか実がなってます。
木が弱るから早めに実を剪定せんといかんなあ。
と、元気になったからこそ庭畑を見回る気になりましたですよ、はい。
冬至用に少し残して、温かい柚子風呂に入って、無病息災を祈りましょう。
さて、わたくし「何が何でも精神力でがんばるぞーー!!おーーーー!!」という考え方が大嫌いでして。
「いよいよアカンようになったら、ケツまくって一目散に逃げる」「そこんとこの見極めが肝心」と常日頃から心がけちょります。
ここではくわしく書けないのですが、去年ぐらいから「これはやばいなあ・・・・・・・機会があったら適当なところで手を打って逃げなくちゃ・・・・・」と危惧していたことがありまして。我慢してたら秋からこっちの「スズメバチに刺され、犬に噛まれ、奥歯が欠けて、リンパ腫れ」ですわ。
「これは、いよいよやばい!!」
おかげさまで、今日逃げ切ることができました。後は事後処理なのでなんとかなるでしょう。こういう「逃げの勘」には自信があります。今までも自分の身も心もぼろぼろになる前に逃げ切っているので。なんつーて。自慢にならんっつーの(笑)。
都市に住んでいる人には信じられないでしょうが、うちの庭と畑はアケビだらけです。もちろん植えたわけじゃありません。勝手に生えてきたのです。
なので、今時分になるとヤギウンコでよーく肥料が効いて、ソーセージかバナナのようなでかいアケビの実がそこらじゅうにぶら下がり、口をぱっくり開けては落ちてきて、またヤギに食べられる、種は地面に落ち、来年になったらそこから芽が出て、ヤギウンコで養分、という半永久的な反復をやっとるわけです。
アケビなァ。犬のアンズまで大好きで、探し当ててはむさぼり食べてます。この中のゼリー状の部分は甘くないバナナみたいでおいしいっちゃおいしいけれど、黒い種はシブいんだよな。かえってこの分厚い皮を炒めて食べたほうがおいしいよな。人間には。
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