うちは集落の一番端で車があまり通らず、なおかつ裏山は谷底に通じているので蛇が出ます。普通にマムシも出ます。
奥の畑付近で、モモとアンズと権ちゃんの散歩をしていたら、子マムシの屍骸がありました。
子マムシがいるってことは親マムシがそこらをうろうろしてるってこと。もう、そういう季節なのね。ヘビ活性化!!
スズメバチに刺されるのも嫌ですが(次に刺されたら命が危ないわたくし)、マムシに噛まれるのもぜーーーーーったい嫌!!です。
心してかからねばなりません。特にわたくしヤギ餌用に草を払ったり集めたりしますので、マムシさんと鉢合わせする可能性高し。気をつけねば。
うっかり草むらに手を突っ込まない。草はフォークで集める。長袖長ズボン長靴軍手着用。GPS携帯を必ず身に着ける。
自分の身は自分で守れ。
街中に住んでらっしゃる方には信じられないでしょうが、うちのような山の中の家では庭に畑に軒先に雉が出没し、信じられないスピードですばしこく走り回ったり、飛び立ったり「ケーンケケケヶ!」などと鳴いたりしています。
それにしても、タヌキやイタチもとても多いのに、よく野生の雉は繁殖して個体数を維持できてるよなあ。ああ、それだけの雉なんかがいるから、タヌキやイタチも生息できるのか。
もっとも野生の雉の行動スピードは目にも留まらぬ速さ。うちの鶏たちもかなり半野生化しているけれど「本物の野生にはかなわんなあ」と唸らされるほど、そのスピード差は圧倒的。あれでは捕食動物も早々捕まえられんだろう。
この雉の羽だって畑の中や林の中にまぎれるとそれは見事な保護色となるし。雉の雛なんか地面とまったく区別できんもんなあ。うまくできてるよなあ。
うちは古い家でやたらめったらヤモリがいるのですが、ふと見たらすりガラスの向こうでヤモリがでかくて毒々しい蛾を捕まえて食べてました。
ふうううむ。
ヤモリって確か爬虫類だよな。ヤモリ=守宮もしくは家守。なんでこんなご大層な名前がついてるのかな?と思ってたけど、こんなふうに虫を食べてくれるから?いや、そこんとこ勝手な想像なんですけど。
でも殺虫剤のない昔「虫を食べてくれる生き物」って今想像するよりはるかにありがたいものだったんじゃないかなあ?ゴキブリを食べるアシダカグモとか蝿を食べるハエトリグモとか、すんごい重宝されたはず。だから「蜘蛛を殺すな」という伝承が各地にあるわけで。
同様に窓に張り付いて蛾だのなんだの食べてくれるヤモリも、かなり重宝されたんじゃないかなあ。
家の中にあまり殺虫剤を撒き過ぎるのはどうかと思う。ヤモリも蜘蛛も全部死んじゃうだろう。害のある虫のほうが薬剤に耐性がありそう。天敵が死に絶えたらますます連中のさばって、逆効果になるんじゃ・・・・・。
ヤギの病気に、蚊が媒介する腰麻痺というのがあり、6月から10月ぐらいにかけて油断がなりません。犬のフィラリアと同じく、ある種の線虫が引き起こす病気です。
特にお乳を出してくれるザーネン種は、この線虫に弱いので、ザーネンたちの小屋をすっぽり覆う蚊帳を作りました。夜盗虫よけのネットをミシンで縫って作ったのです。小屋をすっぽり覆ってなおかつ風が通りなかなかうまくできました。
そして「ペット用の蚊取り線香を中で炊いて、万全。
あと鹿児島大学のK先生に伺ったところ「駆虫薬を年一回打てば、確実に腰麻痺は防げるよ」との事でした。これは耳寄り情報。10月種付けをする直前に打っておこう。
犬のモモにも毎月はじめにフィラリア予防薬を飲ませてます。
蚊ってほんとに怖いなあ。
去年、お母さん鶏と兄弟雛をみんな鼬(たぶん)にやられてしまった雛がこんなに大きくなりました。
お母さんにそっくりな雌鳥です。
羽もすっかり成鳥の羽に生え変わり、0℃に近い朝方の野外でも平気です。昼間は庭を自由に闊歩しています。
よく、ここまで育ったなあ!あたしゃうれしいよ!!
正直この子だけが残されたとき、手の中のあまりにはかない感触に、「いっそこのまま縊って、毛をむしって丸焼きにして食べてしまったほうがこの子のためにもいいかも」などと不穏なことを考えたものです。いや、まじで。
体温が維持できない雛の時期、猫用ケージに入れて居間の本棚の上に置いてました。湯たんぽで毎晩保温。最初の夜に湯たんぽの上に直接寝させたら、湯たんぽが熱過ぎて腹の羽毛を低温やけどで全部禿させてしまい大慌て。そんなこんなの大失敗にもかかわらず、よく育ってくれたものよ。
あとはお母さんみたいに、卵をじゃんじゃか産んで、丈夫な雛鳥をいっぱい孵してね。
雌鳥さんたちが前後して卵を抱き始め、つぎつぎ雛が孵っています。
最初は別々の場所で抱いていたのですが、どうも雌鳥さんたちにとって「雛や卵を抱くのに具合のいい場所」というのは気難しい基準があるらしく、ひとつの籠に彼女達のひいきが集中してしまいました。
結果、先に雛が孵ったほうが雛を引き連れてもう一方の雌鳥が卵を抱いている籠に引っ越してしまったのです!なんてこったい!!
最初は雌鳥二羽がぎりぎり入る大きさの籠の中で大騒ぎでしたが、どうも折り合いがついたらしく、今は仲良くルームシェアしています。
おりしも今年一番の寒波が来ている今日この頃、二羽が密着してお互いの雛を抱いているほうが熱効率もいいのかもしれません。
仲良く分け合うか。こりゃ見習わねばならんな。
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