椿屋敷のお客様

かごしま Feed

2013年5月 3日 (金)

みなしごトーキョー

001
トーキョーがおかしい。

イノセ都知事がおばかイスラム差別発言をよりによってニューヨークでやっちゃって、自ら「トーキョーオリンピック誘致」とやらを潰しちゃったのも大笑いでしたが。(トーキョー以外の日本のどこが『オリンピック誘致』とやらを望んでいたの?)

アベ首相はTPP参加を勝手に決め、中国と韓国への挑発を繰り返し、「憲法改正」を国内外で歌いまくって、中韓アジアのみならず、欧米メディアでも顰蹙を買いまくり。

一番おかしいのは、トーキョーに集中している大手マスコミが、これらの暴言暴挙にまったく牽制を入れる気がないこと。

正気なのか?首都圏1千万住民。

なぜ止めない?政治とマスコミのやりたい放題を。

確かに首都圏には1千万の人間がいる。

でも日本の人口の残り1億1千万は地方に住んでいるのだ。

TPPで壊滅的打撃を受ける北海道もわが鹿児島も、米軍基地に蹂躙されたままの沖縄も、さらには震災の傷も生々しい東北も、いまだ放浪したままの福島原発事故避難者16万人も、残り1億1千万人なのだ。

関東地方の一部に住む、全日本国民の1/10以下の人間が、捏造された株高に浮かれ、バブルに浮かれようと、その結果わかりきったバブル崩壊に巻き込まれようと知ったこっちゃない。

TPPでアメリカの要求を丸呑みして、保険崩壊医療崩壊農業崩壊させても、「自分たちだけは大丈夫、かしこくふるまってる都会人だもん」とでも?

おばかなキチガイ沙汰に、地道に暮らしている他の日本全体を巻き込むな。ばかはトーキョーだけでやれ。

薩摩は独立するぞ。

きっと、沖縄も北海道も同じ事を考えてるぞ。

2013年4月22日 (月)

町内会の草刈

001昨日、日曜日は朝から町内会の草刈でした。

部落(鹿児島では差別的意味はない)内の、路肩に生えている草を、町内会で刈って集めるのです。春と秋の二回ぐらい行われます。

これをやらないと道路が草ぼうぼうになり、虫は出るわごみは捨てられやすくなるわ、とにかく集落内が荒れてしまうんで。

参加できなかった世帯は、町内会費に「苦役費」として¥1300加算されます。

やっぱりね。インフラを維持するのって、それなりの手間とお金がかかるのよ。「作ったらそれでおしまい」ってわけじゃない。

できれば何十年も何百年も先まで、平和で美しくて住み心地のいいところであってほしいじゃない。

ばたばたしてちゃ、先のこと考えられなくなるよ。

2011年4月12日 (火)

レベル7だとよ

Dvc00126 レベル7だとよ。震災から一ヶ月以上もたってから。

「大丈夫、大丈夫、落ち着いてください、安全です。」と政府とマスコミが言い続けたことは、やっぱり大嘘だったんじゃん。

鹿児島では伊藤祐一郎知事が、川内原発3号機の増設凍結を九電に申し入れました。さすが仕事が早い。このまま全部廃炉にしてしまえ。川内原発の一号機も、もうすぐ30年になるのであるよ。やめてまえ、やめてまえ。南九州のド田舎で、何に電力使うよ?

福井では高速増殖炉「もんじゅ」に去年の8月炉内中継装置が落下したまま。何十回も回収作業にトライしているけれど取り出せずにいる。運転はもちろん(いままで何千億もかけていながら1円分も発電していない)廃炉にもできないんだと。しかも活断層の真上に建設されているというおまけつき。怖ええええ。

原発マフィアの連中は、ほんとうにキチガイだわ。

ま、事ここに及んで、大嘘つきの御用学者どもがでてくる頻度が激減したのはいいことだわな。連中、電力会社から莫大な金をもらってたらしいから。パトロンいなくなってザマーミロ。ついでに学者としての信用も無くしてザマーミロだわ。

それにしてもさ、50代、60代、70代の人の中に「やっぱり原発がなくちゃエネルギーが・・・・・」とか言う人がいるのがわかんない。あんたらの小さい頃は、薪でご飯炊いて風呂焚いて火鉢と掘りごたつで井戸水で行水しとったんじゃなかとや?ちゅうか、わたしですら小学生のときは薪で風呂焚いてたぞ。

2011年3月29日 (火)

非都民

Dvc00122 わたしは東京都民ではありません。日本の南西の端、鹿児島の住民です。

そこから見て思うこと。

なんですか?東京都民1000万はみんなして「チキンレース」でもやっているんですか?「逃げたら非国民ならぬ非都民。だから村八分。帰ってきても仲間に入れない。」と暗黙の了解しあってるとか。「誰かがヤマトでイスカンダルから(放射能除去装置)コスモクリーナーの設計図を持って帰ってきてくれる。」と思ってるとか。

政府や国営放送や御用学者が「大丈夫、大丈夫、冷静に、冷静に」と上から目線で言い続けるのはわかるけど(彼らは既得権が命だろうから)、普通の都民の皆さんが「人を不安にさせるような言動をするな。」「人心を乱すな」的なことをおっしゃって、目や耳を閉ざすような真似をなさっているのは理解できません。こういうことを言えばそういう方々が「お前は非都民だ!!」的な攻撃をなさいますが、え~え、そうです。わたしは都民ではありません。

(福島第一原発の基本についてはここがわかりやすいと思いますがhttp://www.youtube.com/watch?v=etcASxPNzeU今朝でまだ16万ぐらいしか閲覧がないのが不思議。)

とうとう福島第一原発の敷地内からプルトニウムが検出されました。3号機がプルサーマルやってたのは某国営放送は絶対口にしませんでしたが、現にプルトニウムがでてきちゃあね。この期に及んで「普通の土壌に含まれている程度だ」みたいな事言ってますが、まだ言うか?

(もう「うちは日本の端だから」とか言っていられなくなってきそう。狭い日本の全土が汚染されかねない。)

現場で命がけの作業をしておられる方々には言葉の表しようもない感謝。でも、そんな神風特攻隊的なミッションだけではどうしようもなくなってきている。

「チェルノブイリとは違う」と、いいわけじみた戯言を言ってないで一刻も早く彼の地と同じく石棺の準備をしておくべきだ。冷却が終わってから即被せることができるように。

とっくに用意してる?・・・・・・・・あ、これは失礼いたしました。

鹿児島のいちき串木野市が「川内原発増設反対」の決議をあげたけど、そうだ、そうだ!!

某都知事と違い、鹿児島県知事の伊藤祐一郎氏はクールでクレバーな現実主義者だと思う。鹿児島県の借金をゼロにした手際も口蹄疫侵入を防いだ手際も見事だった。だから、この事態が何を意味するか理解してらっしゃるだろうし、今までの原発推進路線を捨てることを躊躇しない人だと思う。

鹿児島から原発を無くしてください。お願いします、伊藤知事。

2011年3月23日 (水)

垂水

Dvc00121 鹿児島大学高隈演習林に行ってきました。水源を見てきたのです。

鹿大の高隈演習林は、垂水市の面積の19%を占めるという広大な森。その中に大隈半島を潤す水源があるのです。垂水市が「垂水」という名がついたのもむべなるかな、というたいへん豊かな水源です。

行ってみたら、普通の水源とまったく違い、切り立ったシラスの崖の軽石だらけの層から、ナイアガラの滝のごとく一面に「ジャバジャバジャバジャバ・・・・・・・」と水が湧き出していました。

すごいです。

見た瞬間「ここには神がいる!!」と思いましたです。

関西だったらあっという間に観音様かなんか置いて観光地化したことでしょう。九州の南端の僻地なので、手付かずのままだったのです。

鹿児島の特殊な地質学的条件が、この豊かな水を産んでいるのです。

三万年前の姶良カルデラの爆発で、不透水層の上に厚い軽石の層ができました。その上からじゃんじゃんシラスが降り積もって厚い層になりました。

シラスは大変水を通しやすい地層。雨量の多い鹿児島で、じゃんじゃん降った雨はじゃんじゃんとシラスに染み込み濾過され、軽石層に蓄えられ切り通しで噴出してくるのです。

通常ならば降水から10年近くかかる水の濾過が、半年から一年で終わるのです。

そして、この水が甘くておいしい。

鹿児島の水に名水が多いのは当然。

ビバ!!鹿児島。

2011年3月18日 (金)

鹿児島に疎開してください

Dvc00118 今日の南日本新聞の記事です。

鹿児島市営住宅に福島の3世帯 「避難先」確保に相談増
(2011 03/18 11:27)
 東日本大震災や福島第1原子力発電所事故の発生で、鹿児島県内の公営住宅に「避難先」を求める問い合わせが相次いでいる。鹿児島市では17日、福島県郡山市から3世帯10人が市営住宅への入居を決めた。鹿児島県はホームページ上で情報提供を続けている。
 市営住宅50戸を貸し出す鹿児島市で入居が決まったのは、郡山市から避難してきた朝清美さん(67)=鹿児島市出身=ら。11日に自宅で被災、初めて経験する揺れに驚き、こたつに隠れた。家は瓦が落ち、壁には多くのひびが入ったという。
 余震におびえながら自宅で過ごしたが、福島第1原発で放射能漏れが起こり、古里鹿児島への避難を決めた。自宅は原発から約40キロ離れていたが、周辺市町まで屋内退避指示が出され、「放射能は怖い」と、2歳から小学6年生までの子ども6人を含む親せきと共に避難を決めた。
 15日にまず新潟へ避難バスで移動。避難所で宿泊した後、大阪経由で空路鹿児島入りした。朝さんは「大阪に着き初めてホッとした。着の身着のままだったので布団も家財道具もないが、入居が決まってよかった」と話した。
 鹿児島市住宅課には16日の受け付け開始以来、17日までに20件の問い合わせがあった。避難理由は地震被害、原発事故が各10件だった。連休中も相談提供窓口(午前8時半~午後5時15分)を開設する。同課=099(216)1362。
 県住宅政策課によると、県内では被災者受け入れのため16日現在、県や24市町などの公営住宅394戸を確保している。
昨日よりかなり公営住宅が増えています。
昨日の記事でも書きましたが、住宅に落ち着くまでうちにいらしてもいいです(ボロ家ですが)。どうぞ、どうぞ鹿児島にいらしてください。

2011年3月14日 (月)

今、自分にできることをする

Dvc00119 その土地の人々のお人柄がしのばれる美しく手入れされた一面の緑の田が、畑が、ビニールハウスが、真っ黒な濁流にあっという間に飲まれていきました。何ということでしょう!!

とにかく、一人でも多くの方が、救われることを切に、切に祈ります。

東日本の大震災から3日。遠く離れた鹿児島で、思うこと。考えたこと。

「今、自分にできることをする」

あんな、美しい田畑が、泥に飲まれてしまったのです。宮城、福島、岩手・・・・・・・・被害に遭われた東北の各県は、第一次産業が盛んで日本の食料のうちかなり高いパーセンテージを生産していた土地です。どう考えても復興には時間がかかるでしょう。3年・・・・・5年・・・・・いや、10年はかかるかもしれない。

その間に鹿児島は、今までにも増して日本を、今回被災した東北を支える食料を、生産せねばならない。そのためには・・・・・・今自分がやっていることを、畑を山を手入れしていくことを、淡々と進めていく。

そして、被災地からの避難民を、「鹿児島に来たい方は来てください」と受け入れる。「いくらでも食べ物はありますから」と。

自分は阪神大震災のとき北大阪にいました。そのとき得た教訓。

特に災害直後「素人はうろうろしない」。

救助も支援も、結局は「プロの邪魔をしてはいけない」のです。

人にはそれぞれの役割があるのです。今、自分にできることをするのです。

とりあえず町内会で赤十字の募金が回ってくるはず。それに募金。

2011年3月 8日 (火)

春は忙しい

Dvc00116 早いもので、今年も啓蟄が過ぎてしまったよ。

春は忙しいです。

子ヤギも雛もどんどんどんどん大きくなるので、囲いを大きくしなきゃ。今までの囲いを解体してワイヤーメッシュを塗装しなおして組み立てなきゃなりません。まだ半分も解体してない。ふーーー。

木戸口のすぐそば、かなり広い遊休地、すっかり苦竹の林になっているところを、開墾中。苦竹を処分して草原にしようと目論んでいます。

苦竹もヤギが食べるのですが、草にしたほうが単位面積当たりのカロリーが高くなる。 鬱蒼とした竹林より背丈の低い草原になったほうが町内会も喜ぶ。というわけで、毎朝少しづつ竹を切って枯れ竹を集めています。これは、まだ面積の1/5も進んでいない。ふーーーー。

植えて囲いの柱にしようと、去年の秋拾ってきた青桐の種。今、植えなきゃ、だよ。忘れるところだった。しまってあったのを取り出す。すぐ、植えなきゃ。ふーーーー。

今年は一月も異常に低温だったし、三月も寒い。でも着実に春は来てる。日差しが長いもの。

それはとてもうれしい。

2011年2月23日 (水)

たけのこ生産者講習会

Dvc00109 鹿児島県の林業振興課が「たけのこ生産者講習会」と「しいたけ生産者講習会」を実施しています。

なのでわたくしが「たけのこ」妹が「しいたけ」を手分けして受講しているんであります。県にはお世話になっておりますワイ。

鹿児島は知る人ぞ知る「早掘りたけのこ」の全国一生産地。その中でもさつま町、宮之城町は名人生産者が多いところ。先日日曜日に蒲生町の林業センターからマイクロバスに乗って見学兼早掘りたけのこ堀上げ実習に行きました。

まあ~、さすがにきれいなたけのこ山です。どこまで手入れすればここまでピカピカの林になるのか。

さつま町でも「名人」と呼ばれるたけのこ農家さんに早掘りたけのこの見つけ方を教わりました。早掘りたけのこは完璧に烏帽子が地面の下にあるうちに地面の上から見つけ出して堀りあげねばならないのです。そんな超能力みたいなこと、どうやってできるんだ?

しかも今年は、たけのこ裏年の上、厳冬の影響でまだほとんど芽が出ていないらしい。「わたしらでも難しい」と「名人」がうなるような状況。わたくしごときに見つかるはずもなく・・・・・・・・「名人」が目印をつけてくれたところを堀上げて、なんとかなりましたです。

2011年2月21日 (月)

廃屋の梅の花

Dvc00110 うちの近所でもそこここに廃屋があります。

結構住み心地のよさそうな田舎家が無人になり、庭の木がほったらかしのまま花をつけ実を成らせているのは、文字通り「世の無常」。方丈記の世界ですわい。

ご近所に気になる廃屋があって、今は、梅の花が咲いています。

きっと、ここに誰かが住んでいたとき、毎年花を楽しんでいたんだろうな。梅の実もついて、それで梅干を作っていたかもしれない。こんなに大きな梅の木なのにもったいない。

都会でホームレスになってたり、ネットカフェ難民になってたりする人が多いらしい。いつも思うんだけれど、そういう人って「何で田舎にこないの?」

屋根がなかったり風呂や台所や便所がなかったりするより、汲み取り便所でも田舎の家のほうがはるかにマシだと思うけど。

廃屋を見るたび「家が無い人はここで住んだらいいのに」と思います。そのほうが家も幸せでしょう。