壊死性の乳房炎で九死に一生を得ためーさん。みんなが「おおッ」と感心した大きな右の乳房が腐って黒く固まっています。
命があっただけでも良しとしなければ。
予後の診断に、またまた鹿児島大学動物病院に連れて行きました。
「・・・・・・2週間ぐらいあとに、黒くなっているところの皮膚組織が、ごっそり落ちるかもしれないね。そのときにまた連絡してください。新しい組織がちゃんと盛り上がっていたらいいけど、場合によったら乳腺がむき出しになることもあるから。そのときにはちゃんとケアしないといけない。」
・・・・・・・うわあああ、なんか恐ろしげ。
毎日塗るように軟膏をいただいて帰ってきました。ちゃんと注意して観察せねば。
めーさん、通院にすっかり慣れてしまい、「ヤギの救急車」わたくしのオンボロ20年中古車ヴィヴィオのバックドアを開けると、自分でさっさと飛び乗ります。
飛び乗る元気になって、ほんとうによかった。ありがとう。
鹿児島県の林業振興課が「たけのこ生産者講習会」と「しいたけ生産者講習会」を実施しています。
なのでわたくしが「たけのこ」妹が「しいたけ」を手分けして受講しているんであります。県にはお世話になっておりますワイ。
鹿児島は知る人ぞ知る「早掘りたけのこ」の全国一生産地。その中でもさつま町、宮之城町は名人生産者が多いところ。先日日曜日に蒲生町の林業センターからマイクロバスに乗って見学兼早掘りたけのこ堀上げ実習に行きました。
まあ~、さすがにきれいなたけのこ山です。どこまで手入れすればここまでピカピカの林になるのか。
さつま町でも「名人」と呼ばれるたけのこ農家さんに早掘りたけのこの見つけ方を教わりました。早掘りたけのこは完璧に烏帽子が地面の下にあるうちに地面の上から見つけ出して堀りあげねばならないのです。そんな超能力みたいなこと、どうやってできるんだ?
しかも今年は、たけのこ裏年の上、厳冬の影響でまだほとんど芽が出ていないらしい。「わたしらでも難しい」と「名人」がうなるような状況。わたくしごときに見つかるはずもなく・・・・・・・・「名人」が目印をつけてくれたところを堀上げて、なんとかなりましたです。
結構住み心地のよさそうな田舎家が無人になり、庭の木がほったらかしのまま花をつけ実を成らせているのは、文字通り「世の無常」。方丈記の世界ですわい。
ご近所に気になる廃屋があって、今は、梅の花が咲いています。
きっと、ここに誰かが住んでいたとき、毎年花を楽しんでいたんだろうな。梅の実もついて、それで梅干を作っていたかもしれない。こんなに大きな梅の木なのにもったいない。
都会でホームレスになってたり、ネットカフェ難民になってたりする人が多いらしい。いつも思うんだけれど、そういう人って「何で田舎にこないの?」
屋根がなかったり風呂や台所や便所がなかったりするより、汲み取り便所でも田舎の家のほうがはるかにマシだと思うけど。
廃屋を見るたび「家が無い人はここで住んだらいいのに」と思います。そのほうが家も幸せでしょう。
鹿児島大学の動物病院に入院していためーさんが帰ってきました!!
正直、生きて帰ってきてくれるとは思わなんだ。それほど状態が悪かったのです。乳房炎から高熱を発し、肝臓、腎臓機能が落ちて尿毒症を発症していたのです。
元気はつらつとはいかないけれど、自分で立って水を飲み餌を食べおしっこウンチをして子供たちにお乳を(片乳だけど)飲ませています。よかった、ほんとうによかった。
K先生、学生さんたち、ほんとうにありがとうございました。
学生さんたちは、寒さのせいかいっせいに入院してきた四頭の黒牛さんたちと一緒に、めーさんも土曜も日曜も祝日もなく朝夕面倒を見てくれました。ありがとうね。
獣医ってのはこうやって修業を積んでいくのね。生半可な商売じゃないわ。
入院中のめーさんの代わりに、二頭の子ヤギにベビーシッターとしてミルクを飲ませている日々。
もう一頭の雌、オジョウにも子ヤギが二頭産まれました。
普通、牛やヤギは前脚二本そろえてバンザイした形で産まれてくるのですが、最初の子ヤギが片手を上げた状態でお母さんの膣口からでてきたのでビビりました。
そのまましばらくにっちもさっちもいかなかったので、仕方なくオリーブオイルを塗った指で引っ張り出しました。
先生に聞いたら「ちゃんとバンザイさせてからだったら正解」なのだそうですが・・・・・・とてもバンザイさせる余裕がなく・・・・・・反省。
今のところ子ヤギたちは元気ですが、オジョウの様子を注意深く見守っています。
なんにせよ、哺乳動物にとって出産って大仕事だ!!
予断を許さないとはいえ、一時の危機を脱しためーさん、まだ鹿児島大学の動物病院大動物処置室に入院中です。もう、てっきりダメだと思ってたので、ここまで回復してくださったk先生と学生さんたちに感謝、感謝です。
この大動物処置室、ほとんど牛、あるいはヤギなんかの大型の産業動物専用の治療室です。200㎡~300㎡ぐらいのコンクリート敷きのガレージみたいな部屋に、牛の体を支えて回転させたり、伸ばしたり、体重を量ったりするための恐ろしげな器械がいろいろ置いてあります。
いつもだと、入院患畜が一頭か二頭なのに、今めーさんの他にも4,5頭入院しています。全部黒牛。でかいです。
右後脚に腫瘍ができて手術と洗浄中の牛さんや、左前脚の膝を痛めてる子牛ちゃんや、そのほか下痢したりなにやかやの牛さんたちが「モー」とか啼いてます。
やっぱり、一月の寒さが堪えたんじゃないかなあ?黒牛さんたちもそれで体調崩したんじゃなかろうか?
寒いのってよくないねえ。
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