椿屋敷のお客様

薬草・ハーブ Feed

2013年4月14日 (日)

ソウルフード

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「かからんだんご」と「灰汁巻き」は薩摩人のソウルフードですわな。

よその地方の方のために説明いたしますと、「かからんだんご」はサルトリイバラの葉にくるんだ小豆入り団子。「灰汁巻き」は鹿児島では「ちまき」といい、灰汁に漬けておいたもち米を孟宗竹の皮にくるんで、灰汁で炊いたもの。

毎年、端午の節句が近づいてくると、各ご家庭が腕を振るった・・・・・・・ものだったです。

昔はそれほど好きじゃありませんでしたが、最近、「結構おいしいかも」と思うようになってきました。「そろそろ自分で作るお年頃かな?」とも。

サルトリイバラなんか、うちの周り、そこらじゅうに生えまくっとります。孟宗竹もしかり。「身の回りにある材料で作る」ってすごく大事なことだしね。

2010年9月14日 (火)

怪しいキノコ

Dvc00019 家の周りに白くてでかい怪しいキノコがたくさん生えてきました。

キノコには全くくわしくないので、これが食べることができるキノコなのか、それとも食べると舌や体が痺れたり、笑い出して止まらなくなったり、幻覚を見たり、最悪死んでしまったり、する毒キノコなのか、判別がつきません。

ああ、キノコマスターの知り合いが欲しい。

2010年3月 9日 (火)

歯茎の妙薬ハコベ塩

Dvc00323 知る人ぞ知る歯茎の妙薬ハコベ塩を今年も作りました。

春のハコベが一番柔らかくてジューシーで、緑色の汁がたくさん採れるからです。あ、作り方は簡単で、そこらに生えているハコベを採ってきて、茎、花、葉ごとフードプロセッサーにかけて砕いたものをふきんで絞り、ミネラル塩と混ぜてフライパンにかけて炒るだけ。

水気が無くなって、塩がエメラルドグリーンの結晶になったらできあがり。これを歯ブラシの先につけて磨くのです。気になる人は市販の歯磨き粉と混ぜて使ってもいいです。

これが、歯茎の出血や腫れによく効くんです!!

ハコベなんて、今の時期、そこらにいくらでも生えているんだけどなあ。タダもいいところ。なのにこの薬効。ありがたいことであるよのう。

2010年2月26日 (金)

2の二乗

100226今年も早春、ハコベの季節がやってきました。

「はびこるからハコベ」というぐらい、すごい勢いで広がっていく草です。よく見るとこの草は、1本から2本、2本から4本、4本から8本と、2の二乗で茎が分かれていきます。その分かれるところに対称形に二枚の葉がつき、花柄が伸びて白い花がつきます。

今時分、丈の高い草はまだ生えていないので、二乗で茎が広がっていくハコベがよく目立ちます。「ライバルが誰もいないうちにとりあえず広がっておけ」という戦略なのでしょうか?

「どさくさに紛れる」というのはとてもいい手だと思います。物事はタイミング。見習わなきゃなりません。とりあえず今年のハコベ塩は作らなくちゃ。

2010年2月15日 (月)

ヘチマたわしの作り方

100215 夏にわさわさなったヘチマの実を、たくさんぶらぶらぶらさげたまま枯らしてあるんです。ちなみに鶏ランドを囲ってある網に這わせてあるんですが。

1m近いよく肥えた実なので「たわしにしなくちゃ、たわしにしなくちゃもったいない~」と思ったまま冬になってしまい、もう春になろうとしています。これはいかん。

なので、一日1,2本づつでもたわしにしていこうと採ってきました。

といっても、ガランガランに乾いて枯れた皮をぺりぺりパリパリと剥がしていくだけなんすけどね。中からうす黄色い繊維の塊がでてきて、体を洗うにも食器を洗うにも便利なたわしになるのです。簡単で便利なもんです。昔の人の知恵ですわなあ。

晴れた日なんか採ったその場でパリパリと剥いて、実のお尻のほうからばらばらと種を吐き出して、そのまま地面にバラバラと蒔いておきます。そしたら地温が28℃を越す頃に芽が出てきて、またヘチマつるになるというわけ。鶏ランドのそばなので勝手に鶏糞を吸ってよく育ちます。

実がなったら味噌汁の実に、炒め物に。茎からはヘチマ水を採り、そしてたわし。ありがたいことであるよのう。

2009年10月23日 (金)

アオツヅラフジ

Dvc00251 この青い実がちょっと見おいしそうなんだよなあ~。白く粉を吹いてるところが。ノブドウよりブドウっぽく見える。ぜんぜんおいしくないけれど。

それどころか結構強い腎臓の薬らしくて、まあ、やたらと口に入れないほうがいいです。

2009年10月22日 (木)

チェリーセージ

Dvc00250 四年前に植えたチェリーセージ、なーんの手入れもしてないのに、どんどん株が大きくなってます。

肉の下味付けや、煮込み料理に使ってます。これが入ると一味違う。ローズマリーとこれは多年草なので一度植えると特別構わなくても大丈夫。とても便利なハーブ。

地面があるってありがたいなあ。去年植えたローリエの木もだんだん大きくなってきてるし。

2009年10月 2日 (金)

青紫蘇の花

Dvc00234 青紫蘇の花も今が盛りです。

これも植えたわけじゃないけれど、毎年勝手に生えてくるの。おかげで夏のソーメンと蕎麦の薬味に事欠くことは無し、ありがたいことこの上ありません。紫蘇餃子を作ったりもしたな

この花からできた種が落ちて、また来年も生えてくることでしょう。

それにしてもハーブにはしそ科が多いなあ。日本の紫蘇も、バジルも、ミントも全部しそ科。みんな花が似てるよね。匂いは違うけどさ。

2009年8月 6日 (木)

青柿

090806 聞くところによると、まだ青い柿をたくさん甕に入れて腐らすと、柿渋ができるらしいんだよね。

んでもって柿渋って、クレオソートより防腐作用があるらしいんだよね。

だから木杭の根っこに塗ると、地面に打ち込んでも腐らなくて長持ちするんだな。

うちはよくなる柿の木が3本もあるし、木杭を山ほど使うから、ぜひ柿渋を自家製で作ってみたいんだけれど、いつも機を逃しちゃうんだよな。

まさしく今が青柿の季節なんだけどなあ!

2009年8月 1日 (土)

ミョウガの食べるとこ

090801 恥ずかしながら大人になるまでミョウガのどこを食べてるのか知りませんでした。だって子供の頃ってミョウガなんかおいしいとも思わないでしょう?興味まったく無かったです。

「夏にミョウガ、欠かせないわ!」「そばにそうめんにお味噌汁にお寿司に冷奴に、何でもありよ!」などと血眼になってミョウガの藪を這いずり回るなど、子供の頃には考えられません。

幸いにしてうちの庭には、18年前に亡くなった祖父が植えたかなり大きなミョウガの群生があり、あと、庭に自生する三つ葉とセリと紫蘇を使えば自分ちの薬味は事足ります。あ、そういや山椒の雄木も雌木もあるか。まったくもって贅沢な生活じゃ。ありがたいことよのう。

というわけで今日もミョウガを掻き分けてミョウガの子を採ってきたのですが・・・・・・・

こんなとこにこんな風に生えてきてるとこが、あの売ってるミョウガだと知らない人多いんじゃなかろうか?それとも大人になるまで知らなかったのあたしだけ?