椿屋敷のお客様

« 広島から新米 | メイン | 片付けられない女 »

2008年10月10日 (金)

究極の女

Nec_0014 またこのシーズンがやってきました。今年もうち中庭中畑中、ジョロウグモの巣だらけ。農薬をまったく撒かないので年々その数と規模がすごくなっている模様。

一歩歩くごとに蜘蛛の巣がへばりつきます。ジョロウグモの♀は直径1m以上の大型の美しい巣を作るのでぶち当たる確率が高い。とんでもないところから巣の縦糸を引っ張ってきてるしなァ。本能とはいえたいしたもんです。これで彼女達が害虫をせっせと食べてくれるのであるからして、ちっとやそっと顔にへばりついたり巣の持ち主がツツーーッとメガネからぶら下がったりするのは、我慢せねばな。

ジョロウグモの♂は「より大きく美しい巣を作る体の大きな甲斐性ある♀」が大好きなんですと。写真でも大きな体の♀の巣にちょこんと小さな体の♂が求愛に来てますが、プロポーズに成功して愛の行為の後そのまま♀にぐるぐる巻きにされてぶら下げられ非常食にされてる♂もよく見かけます。そこにまたべつの♂が求愛に来てたりして、まったくもって究極のS女とM男の愛の形がそこらじゅうで繰り広げられております。どうかと思うがそれがこの種族の好みなのだから仕方ない。

「女郎」と呼ばれ寄ると触ると「悪女」の典型として例に出される蜘蛛ですが、どうかなあ。これって究極の理想の女の姿だと思うけどなあ。人間の男達は言葉ではジョロウグモを恐れているけれど、実はこういう女大好きなんじゃねえの?と思っている昨今。

コメント

コメントを投稿