椿屋敷のお客様

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2009年12月24日 (木)

谷間の家

Dvc00286 うちの町内会からは外れるのですが、すぐ近くの山の中に、とても古くて小さい家があります。

家の東側から南側にかけて崖になっていて日当たりが悪く、六畳二間ぐらい、築50年は経っていて屋根瓦は苔むしている。かなり陰気な感じでした。

2,3年前まで空き家だったと思うんだけれど、最近母親と子供二人(?)の親子が越してきたらしく、そうすると家というのは現金なもの、いきなりパッと明るく住み心地がよさそうになりました。

相変わらず日当たりは悪そうですが、それでも西側のほうの木が切り払われ見通しがよくなって、屋根の上にはお風呂用の温水器が置かれ、小さい犬小屋が置かれて犬が飼われ、子供用の三輪車が置かれるようになって、それで家が生き返ったよう。

持ち家でしょうか貸家でしょうか?金銭的にはそんなにきつくないとは思います。そこを通るとき、ほとんど住人がいる時間帯ではないのですが、いつも想像してしまうのです。「この家に住んでいるのどんな人たちだろう?」こんな条件の悪い家でも、見捨てずに住んでいる人たち。なんとなく「いいなあ」と思うのです。

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