椿屋敷のお客様

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2005年9月26日 (月)

廃屋

鹿児島市北部山中の廃屋であります。この一角3軒とも誰も住んでません。昔の造りなので、柱も梁も大きくて、天井も床も高いです。いい板使ってます。周りは森なので夏場は涼しくクーラー要らず。静かでペット飼い放題。それなのに見捨てられたこういう家が鹿児島中、日本中にあるんだろうな。家がかわいNec_0034そうで泣けてきます。

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日置の家が放りっぱなしだったとき、一番心配だったのは火事。鍵なんか掛かる家じゃなかったので、「誰かが入り込んでうっかり火でも焚かれたらどうしよう?」「漏電だって心配だ」「子供が入り込んで火遊び」・・・

「子供」といえば、なにせ畳ごと床下地面に落ちるぐらい床が腐っていたので、「ご近所の子供さんが探検に入って、床下に落ちたり釘を踏み抜いたりで怪我したらどうしよう?」という心配もあったな。あと、考えるのもイヤだけど「不埒なこと目的に子供さんを連れ込むバカがいたらどうしよう?」とか。

仏壇の花を常に新しくする習慣が身についたのはこのときからです。花が新しいとその家の人間がこまめに来てるとわかるでしょう?線香の匂いだって人の気配になる。侵入者は長居できませんよね。

不動産屋の回し者でもなんでもないですが、「田舎の家」ブームなのはすごくいいことだと思います。「週末田舎」でも「月2田舎」でもいいから、そういう家を持つ人が増えて、廃屋になりかけている家が甦ってくれる。地域も安全になる。持ち主も都会の憂さを忘れることができる。いいことづくめ。

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コメント

小学生の頃、「お化け屋敷探検」と称して廃屋へ入ったことがあります、そういえば。
怖いもの知らずというか何というか、あの年頃の子供って、ほんと、何するか分かりません。
「あの廃屋でムニャムニャ・・・」とおかしなことを考える大人もきっといるでしょう。
お仏壇にお花と線香は、そういうのを遠ざける効果もあるんですね。ご先祖さまが守ってくださる。目から鱗でした。

そうなんすよ。「お化け屋敷探検」やりましたでしょ?いざ自分家が「お化け屋敷」になったら「もーどーしょー?」でした。ご先祖様が守ってくださる、ご近所の方たちが「*日は来ちょいやったな、花がかわちょったで。」とおっしゃってくださって気が付きました。そうじゃなくてもちゃんとしてるのが一番なんですけどね(笑)。

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