椿屋敷のお客様

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2005年10月18日 (火)

実録!スズメバチ抗争

Nec_0005_1 実家の家業が植木屋なもので、家族全員「蜂の恐ろしさ」は骨身にしみてます。

スズメバチ、オオスズメバチももちろん怖いですが、一見地味なクロスズメバチも畑の地面の中に巣を作っているので、うっかり踏み抜くと何十匹もの蜂に足を攻撃されます。よく見かける蓮の実状の巣を作るアシナガバチだって実は怖い。いつも気をつけているのですが「ふっ」と気を抜いた瞬間に樹にぶら下がったスズメバチやアシナガバチの巣を手で払ってしまうし、クロスズメバチの巣を踏んたびったりするのです。この巣はバジルの畝のすぐそばでもあり、「どら、そろそろバジルを摘んむしってソースを・・・」としゃがみこんで見つけたので、今回マジにラッキーでした。

蜂の巣の近くではとにかくしゃがむことです。「ヴヴヴヴ」というあの恐ろしい羽音と「カチカチカチ」という警告音がしたら、「わたしは石だ。わたしは石だ」と唱えて動かないようにしましょう。手で払ったり叩こうとしたりしたらダメです。たとえ体に止まってもピクリとも動かずにいれば攻撃せずにいつかは飛んでいきます。冷や汗が流れるような試練ですが刺されるよりましです。いっそ「南無阿弥陀仏」と唱えたほうがいいかもしれません。黒い服もダメです。あと香水や整髪料などの人工的な香料を含む化粧品類もダメです。山や藪に入るときはほんっとスッピンのほうが安全です。「山の神様は女だから、女が入っては嫉妬を呼ぶからいけない。」という伝承がそこかしこにあるのは、ひょっとしてこのことも踏まえているのではないかと思います。

なんにせよ素人が手を出すのは危ないので、植木屋35年の父に巣の出入り口から薬をかけてもらいました。薬は家庭用の殺虫剤で充分です。とにかく一吹きでもハチに当たるとハチは失速して落ちます。巣の出入り口に集中砲撃です。見ていると体長3cmぐらいの成虫がぼとぼと落ちていきます。危険なのは偵察から戻ってきたハチが後ろから襲ってくる事で、後ろからの気配がしても不用意に動いてはいけません。手で払うなどもってのほか。冷静にやり過ごして薬を吹きかけます。充分巣の中に薬剤が行き届いたら、1日以上放置しておきます。ここで、また別な疑問が・・・。チャドクガのときも家庭用殺虫剤で充分なのですが、チャドクガもスズメバチも瞬殺してしまう家庭用のピレスロイド系殺虫剤ていったいどんなんやねん?!実はかなりあぶねー薬なのです。

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