柚子の実
柚子とかぼすとレモンという、「柑橘類薬味御三家」の木が植えてあり、実を成らせてくれます。使い放題なのでかなり贅沢な使い方をしています。
初夏にカミキリムシの幼虫のテッポウムシが木に穴を開けて住み着き枯らしてしまうことがあるので、その時期に木の幹に塗りつけるタイプの薬を使います。使う薬はそれだけ。もちろん果実や葉にはまったくなにもかけてないので、皮ごと使っても何の心配もなし。ケーキなんかに使うレモンピールも安全安心。あと自家製廃油石鹸やオリーブオイル石鹸の香料に使ったりしています。
植木屋の父の言によれば、この手の柑橘類を増やすには接木が一番なのです。その台木にはカラタチを使うのですが、カラタチは柑橘類の種を蒔けば先祖帰りして出てくるのです。ただ、種をそのまま蒔いても果肉に発芽阻害物質があるため、うまいこと発芽しません。聞けば「鶏にまず食わせ。そいで、鶏のウンコから生えてくる芽を見分けて、移植すればそれが一番よかとじゃ。」
―――ううーむ。そうですか。世の中にはいろいろな果実があるのですが、こういう「鳥や動物に食われてウンコになってから初めて発芽するシステム」になっている植物はかなり多いらしいです。うまいことできてるなあ。なにはともあれ地鶏くんご一家にはリンゴだのミカンだのとにかく色んなものを食べさせているので、その堆肥から生えてくる芽には要注意とな。
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