ついに椿「グランサミアナ」が咲きました。
「グランサミアナ」は20世紀の終わり、返還前の香港で原木が発見されました。「グランサム」とは当時の香港総督の名前だそうです。
重い歴史や世界情勢を背負った宿命の花としての貫禄充分。純白の花弁の裂れとカーブが、なんともいえない華やかさを醸し出しています。庭の築山に植えてある株に花が咲くと、思わず”God save the queen!”と叫びたくなるような品のよさ。
日本で売り出された当時たいへんお高かったそうです。「椿屋敷にある椿・山茶花の中で一番の値段」だったと。お値段も貫禄充分であります。
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