ナズナ
春の七草で、「七草粥」の主役です。
ぐうたらぐうたらしているうちに、なんと今日はもう三日。砂時計の砂が落ちていくように、時の流れゆくことよ。だからといって「ばりばりやるぞー!」とか思うわけでもなく、「1月7日がくるなあ。七草粥七草粥」と考えることは食い物のことです。自然、モモ散歩や畑散策では「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」を探してしまうわけです。
南国鹿児島では、もうナズナもハコベもゴギョウ(ハハコグサ)もホトケノザも出ています。スズナ(大根)もスズシロ(蕪)もうちにはあるし。なんとかなるじゃ~ん。
ナズナは特に生活力と繁殖力旺盛な草で、どこにでも生えますね~。「ぺんぺん草も生えねえ」のが荒廃の極致を表現する言葉となるぐらいですから。そういうたくましいのが大好きなんですよ。「ぺんぺん草」という別名もナイスじゃないですか。姿も意外とかわいいし。江戸時代には七草粥だけでなく、吸い物、和え物、おひたしにも利用したそうで。そうなんだよね。結構食べてもおいしいんだよね。
あと乾燥した全草の煎じ汁が洗眼用のお薬になるそうな。これもド近眼の身としては聞き捨てならんこと。
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