椿屋敷のお客様

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2006年1月12日 (木)

モモの能力

Nec_0034_6 モモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)がですね、雷が鳴るたびに「ひゃんひゃんひゃん」と世にも情けない声をあげて家に駆け込んできたり、真夜中に間抜けにも松や山茶花に引き綱を絡ませて世にも物悲しい「くうううん、くうううん」という鳴き声をあげるたびにですね(その都度布団から抜け出して寒空に綱をほどくのはあたしじゃ)、モモが凄いやつだってことを忘れるんですよ。ちゅうか、鶏やヤギを飼うまでは、凄いやつだなんて毛ほども思ってなかったですねえ。

今回、「迷い鶏騒動」で、またしてもモモの能力の片鱗を見せ付けられて唖然。

逃げ出した雌鳥を取り押さえるのに、「モモ行け!」といって引き綱を離しただけ。鮮やかでした。夕暮れの薄闇の畑をバー―――ッと走っていて、両前足でパッと抑えるだけ。一瞬。舌を巻くなあ。だいたい人間じゃ「走る」のが無理だっちゅうの。転ぶわ。

これ、自分ちのペット自慢に聞こえると思います。実際自慢してるんだけど、わたくしの手柄じゃありません。だってまったくそんな訓練してませんもん。訓練の仕方も知らないし。

犬って凄いですね―――。

きっと皆さんのお宅の犬さんも、思いも寄らぬところで能力を発揮してるんじゃないでしょうか?

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