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2006年2月23日 (木)

雪柳の花

Nec_0009_9 ついに雪柳の花が咲きました。

沈丁花と連翹と雪柳は、本当にだい好きです。写真はまだ咲きはじめなので、ちょぼちょぼと白い花が見えるだけですが、満開になると本当に惜しみなくこぼれるように白い花がつきます。雪柳とはよくつけたものです。

雪柳は丈夫で挿し木で簡単に増え、花がきれいな上に管理が易しいので、80年代から90年代の公共工事に山茶花の立寒、サツキ、クチナシなど共に大量に使われました。そのこと自体は別に目くじらたてることではありません。実際雪柳きれいだし。

どうかと思うのは、そういう植え込みが2,3年たって木がある程度大きくなり落ち着いてきたときに、全部ユンボで引き抜いて新しい木に植え替える、それを全国規模でやってたってこと。

ほんとどうかと思うよ。

植え込みの潅木だけじゃない、高さ4、5mはあるクスとかケヤキとか立派な街路樹なんかもそれやってたんです。葉が茂ってきて「おお、いい感じになってきたな」というところで引っこ抜いて植えかえる。

つまりd☆comoの携帯が「消費者の短サイクルの消費を促すためにもともと1年しかもたないように作られている」のと一緒。生きている植物ですら公共工事にとって「消費」の対象で、「予算を消化する」ために何の罪も無い(どころかこれからが見頃なはずの)雪柳やツツジやクチナシやクスやケヤキなんかが引っこ抜かれてうち捨てられていったのです。死屍累々。

日本国が借金まみれになるはずだわ。

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