女郎花の花
「女郎花」と書いて「ヲミナエシ」。読めないなあ~。でもこれは当て字じゃないの。「女郎」は「をみな」で若い女の事だからです。江戸時代に「女郎」は「春をひさぐ女」の意味になってしまいましたが、それ以前は普通に「女」を意味していました。それぐらい「たおやか」とか「しとやか」とかの形容詞をつけられている花です。
でもね~。この花はねえ~。
臭いのよ!
竜胆や紫苑や小菊と一緒に盆の花に使われる事が多いのでご存知の方も多いと思うけれど、とにかくなんともいえず何かのウンコか、たんぱく質関係の生ゴミが腐ったような悪臭がします。
昔の人も「臭い」と思ったらしく別名「敗醤」。「腐れ味噌」の意味ね。言い得て妙ですわ。それぐらい臭い。仏壇に飾ると臭いし黄色い花は飛び散るし、なかなか厄介な花なんだけど。色と格好がいいから、やっぱり盆の花に使ってしまう事が多いのですね。
しとやかそうでおとなしそうで楚々とした美女の足が、水虫で凄く臭いんだけど、「だって他に今いないんだもん。いいじゃん。グラビアから臭いがするわけじゃないし。」とモデルにしてしまうようなもんか。
コメント