椿屋敷のお客様

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2006年12月 2日 (土)

アケビの皮あさり

Nec_0008_26 今年はほんとうにアケビが大豊作でした。もちろん植えたわけでなく、畑の中に勝手に生えてきたのです。実がなっているときはソーセージ工場のようにぶらぶらぶら下がってなかなかに壮観な眺めでした。

あちこちにお土産に持って行きましたがもちろん全部採りきれるわけもなく、ほとんどがむなしく地面に落ちてしまいました。

どうも、その皮をヤギが大好きなのです

はっと気がつくと、アケビの皮がたくさん落っこちてそのままになっている斜面に4頭のヤギが「ドドドドドッ」と蹄の音を立てて走っていきます。人間の目にはもはや色が変わって落ち葉だかアケビの皮だかわからなくなっているのを、上手に探し当ててはもぐもぐ。次を探し当ててはもぐもぐ。本当においしそうです。

アケビの皮は油で炒めて味をつけたら、人間でもおいしいらしいもんな。しかし、一銭もかけず一手間もかけていないアケビの皮で、ヤギたちがこんなに幸せになってくれるなんて、またまたこんなありがたいことってございませんですことよ。

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