アンフェア コード・ブレーキング~暗号解読
TVを見ないもので恥ずかしながらついさっきまで篠原涼子と米倉涼子の区別がついてなかったのですよ。でもこれで篠原涼子の顔は覚えました。
You Tubeで「アンフェア コード・ブレーキング~暗号解読」を見てしまったのです。
もう、むちゃくちゃ面白かった!!!
あまりの面白さに「どっかで本編の無料配信はやってないのか?」と探しましたがパソコン音痴の悲しさ、まだ見つけ出してません。どこを探せば見ることができるのでしょう?ご存知の方教えてください。
それにしてもなんていい男ばかり出てくるドラマでしょう。「日本の俳優のいい男をすべて集めたんじゃないか(あたしにとって)?」というぐらい好みの俳優さんばかりが出ています。・・・・・・・瑛太でしょう、加藤雅也でしょう、江口洋介でしょう、寺島進でしょう、元だんな役の香川照之でしょう、本編では西島英俊も出ていたみたいじゃないですか。この全員が篠原涼子演じる型破りの女刑事雪平に夢中。身も蓋もない入れあげぶり。女冥利に尽きるモテモテではありませんか。
それをすべて袖にして「一人で歩けます」と孤独の道を選ぶ雪平。雪平の目が見つめているのは15年前に亡くなった父親だけ。「死に至る病」それはファザコン。
本編もまだ見ずしてこんなことを言うのもなんですが、これは「大いなるファザコンの物語」ですね。断言したりなんかして。
だいたい今30代から40代にかけての女性はこの病にかかっているといっても過言ではないでしょう。(この世代の男性がマザコンであるのと対を成して)わたくしも含めて。
なぜなら、わたくし達がまだ子供だったころ、日本は高度成長期で平和でまだ未来への希望があって家父長制の名残なんかもちょっとあったりして、父親は絶対だったから。強くて優しくてわたくし達を何があっても必ず守ってくれる無限大の保護者だったから。
自分達が大人になって、父親達が老いたり死んだりして見る影がなくなってしまっても、あのときの平和郷の幻だけがわたくし達の中に生々しく息づいているわけですよ。無残なるユートピアの幻。ほとんど呪いといってもいいぐらいのものです。これは相当ヤバイです。
『これだけたくさんのいい男達から「好き好き光線」を浴びながら「決して己を託すことをしない。許さない。愛さない。」篠原涼子演じる雪平のファザコンぶりこそが「アンフェア」なんじゃねえの?』
と、考えてしまったほどです。「こういう『アンフェア』はよくないぞ。」
自戒をこめて。
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