金芽ツゲの新芽
父が植木屋だったので、その名残でうちの敷地内にはたくさんの植木の残骸があります。
残骸と言うのもかわいそうだけどさ、商品としての植木となるには、ちゃんと毎年移植して根を作って枝を刈り込まないとだめなんだよね。どんな商売もたいへんです。父が体を壊してからほったらかしなので伸びるに伸び放題でブッシュになってました。
あまりのことに見かねて飼いだしたのがヤギさんたち。ヤギさんたちはたいがいの木の新芽が大好きなので、どんどん藪が開けて畑が明るくなってきています。ありがたやありがたや。
特に金芽ツゲの葉は大好物らしく、実に熱心に金芽ツゲを食べてくれます。ほっとくと丸坊主にしてしまう。奄美とか十島村とかヤギを伝統的に飼う島で野良ヤギが増えて食害が問題になっているそうだけれど、この食欲だとさもありなん。鹿とかヤギとか羊とか草食動物の偶蹄目の連中はよく食べるよな。食べるもののキロ当たりのカロリーが少ないから量で稼いでいるんだろうけれど。畑作っていて野良ヤギや鹿に食べられたらかなわんよ。
金芽ツゲ、あれほど丸坊主にされながら新芽シーズンにはけなげに新芽を出してくれてます。名前の通り黄金に輝く新芽です。ちゃんと刈り込んだらすごくきれいな生垣にんるんだけどな。
好きな木なんだよ。
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