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2007年6月21日 (木)

山椒の実(未熟)

Nec_0026 一見そうは見えませんが、山椒はミカンの仲間です。他の柑橘類が花をつける時期に花をつけ、実をつける時期に実をつけます。

もっとも山椒の木には雌雄がありますので、雌の木がないと実はつけません。いちおううちの庭には雌雄の木を揃えているのですが、雌木の発育が悪くて、ずっと思うほど実が採れない年が続きました。でも、今年は他の柑橘類と同様、豊作の模様。小さい実をたわわにつけています。今年の秋には佃煮に入れることができるかもしれません。

薬草事典によれば山椒の香りの成分は、ジペンテン、シトロネラール、サンショオール、サンショウアミドなどとなっております。このうち健胃剤、防腐剤の役割を果たすサンショオールに実は毒性があるらしく、生の葉や果実の汁を川に流して魚を獲る習慣が残っているぐらいだそうです。おお、かなり毒性があるんじゃん。こりゃ食べすぎはよくありませんね。「山椒は小粒でピリリと辛い」ぐらいがちょうどいいと見た。

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コメント

おお、山椒は蜜柑の仲間なのですか!
魚を捕まえる・・・なるほど。
たしかに乾燥させた山椒の実を粉にしないで2,3粒食べると「ぐわあああああ」というぐらい痺れるので、汁ともなればその威力は凄まじいでしょうね。

ほんと、ほんと!わたくしなどかけらを口に入れただけでもだえ苦しみますよ。口の中じゅうが痺れますよね。考えてみればミカンの仲間も山椒ほどではないにしても刺激がありますね。とりあえず糠床の中に入れてみました。

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