飼料高騰
うちみたいに極々小規模で、鶏にもヤギにも麦糠を使っているようなところでも、今年はじめに¥325だった麦糠一俵が¥358になったりするとたいへん困るわけです。
これが「鶏ン万羽」の大規模養鶏場や「牛ン千頭」の大規模牧場だったら、この飼料高騰は経営の根幹を揺るがす大事件でしょう。「たまご元気」という鶏に使う配合飼料が、今年に入ってから¥1150から¥1450となんと¥300前後の値上げになっています。うーーーーむ。これはタマランだろうな。
配合飼料に使うトウモロコシも大豆も小麦も燕麦もすべて国際価格が高騰しているのだから、こりゃ仕様がありますまい。ご存知のようにこれらは「バイオエタノールの原料に使われておるから高騰している」そうですが、その影に先物取引の価格操作かなにかが暗躍しておるとの説もあり、まあ、素人にはそこらの詳しい事情はわかりません。
ただ言えることは「人間の食料となるトウモロコシ、小麦、大豆等のみをあえて家畜に与えて、換金性の高い動物性蛋白と油脂にして市場に出す」という「アメリカ的近代畜産」が一般的になったのは、ほんのここ3、40年ぐらいの話らしいです。日本だって東京オリンピック前は牛には草ばっか喰わせていたし、豚には残飯、鶏には糠を喰わせていたわけで。というか毎日の食卓は青魚が主で、肉はそうそう毎食食べてなかったんだよな。だからそういう「金のかかってない畜産」でも十分日本の食卓を潤すには間に合っておったわけです。
穀物価格も、もう下がることはないでしょう。ということは飼料価格も上がる一方。そうなったときに日本人の食事はどう変わるのでありましょうか?
いや、かえってその方が健康にもいいかも?とか思ったり。
春さん、またまた、こんにちは。
訪れてそうそうで、ごめんなさい~。
飼料が高騰されているのですね。
私は、人が食せる穀物から、
燃料を作るのは、良くないと思います。
今、食料危機に瀕している人たちの
ことも考えたりして・・。
このバイオ燃料の技術は、穀物以外の、
籾殻(もみがら)、糠(ぬか)、藁(わら)でも、
可能なようですね。
トウモロコシへの転作への流れは、
止めた方が良いと思いますねぇ。
投稿: mickey | 2007年8月31日 (金) 00時18分
香川では、ふすま15キロ550円します。これを安いと思っていたのですが・・・。(ちょっとショック!)いまの課題は、家畜のえさを如何に自給自足で補うかということです。
投稿: なお | 2007年8月31日 (金) 09時15分
おはようございます。
mickeyさん、
おっしゃるとおりです。「食べ物から燃料を作る」という発想「まだまだ余裕あるじゃん」と思ってしまいます。やめといたほうがいいと思うけれどなあ。
なおさん、
香川では¥550ですか!それはお高い。そうなんですよ。いかにして手持ちの材料で安全で栄養ある飼料を作るか、大きなテーマですね。ところでなおさん、山羊サミットはおいでになるのですか?
投稿: 春 | 2007年9月 1日 (土) 05時13分
ヤギサミット残念ながら、仕事です。
でも、いつか、会いましょうね。
春さんが、香川においでのときは、ぜひ寄って下さい。(泊まりOKです!)
報告楽しみにしています。
投稿: なお | 2007年9月27日 (木) 13時41分
いつか必ずお会いいたしましょう!
香川に行く機会がありましたらよらせていただきます。鹿児島にお寄りのせつはどうぞ我が家まで。
投稿: 春 | 2007年9月28日 (金) 05時28分