椿屋敷のお客様

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2007年9月 5日 (水)

呪いと祟り

Nec_0004 基本「このブログで政治は語らない」なのですが、一応「農園」を名乗っている以上これだけは言わせてください。

この半年で農相が自殺したり辞任したりの連続、まったく落ち着く気配がない。

これ間違いなく「日本全国のあまたある小規模農家」の呪いであり祟りであるぞよ。

だいたいねえ、いまどき「大規模農家・『担い手』への援助」って、なにあれ?『担い手』って言葉もむちゃくちゃ気持ち悪い。富国強兵&屯田兵かっての。時代錯誤にもほどがあるって。センス悪ー。

「大きい事はいい事だ」の時代はもうとっくに終わったの。特に農業では。熱帯地方のプランテーション、旧ソビエトの集団農場、そしてアメリカの大農場。全部失敗してるでしょうが。ましてやこの国土の狭い日本で、そんな大雑把な工業的農業がうまくいくはずないでしょ?馬鹿じゃないの?

「里山保全」や「植生の多様化」が叫ばれている昨今に「大規模画一生産」?!「農業の国際競争力増強を見据えて」?!ほんまのアホやーーーーー!!!「国際競争」とかでかいこと言う前に、自分らの食い扶持からまず何とかせえや!!食料自給率40%切ってる国が、なにが「競争」??大笑いじゃ!

―――――と、日本全国の、後継者不足に悩みながら、チマチマ先祖伝来の畑や田んぼや山を守っている小規模農家が(そのほとんどは実直なじいちゃんばあちゃんだ)、永田町に投げかけている呪い。

その祟りで現政権の農相は続かない(続けられない)わけなんでございますよ。

土地とともに生きてる人間をなめんなよ。

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コメント

そーだそーだっ!!
これだけ四季折々の豊かな自然の恵みがありながら、
こんな情けない食料自給率であることを日本は恥と思いなさい。

・・・あ、春さん、おひさしぶりです。
ちょっと資格試験の勉強中だったもので(奇跡的に合格)
書き込みずいぶんご無沙汰しております。
でも何日かおきには必ず読んでましたよ。
で、食料自給率の話。
政治家もだめだけど、安いとか便利とかの理由で、コメをはじめ、国産食品を買わなくなった消費者も悪いよね、ホントは。インスタントラーメンや出来合いのサンドイッチより、おにぎりでもお茶漬けでもチャーハンでもいいから、米を食べる努力をしてほしいんです、日本人にはさ。

お久しぶりです!
資格試験合格とな!すばらしい。

食料自給率、ほんまにやばいです。おっしゃるとおりまず国産品を食べることからです。だいたい安くても何が入っているかわからん危ないものを食べたら、結局医療費や何やかやでトータルお高くなるんですがね。
足元がこの調子で「国際競争」とかぶち上げてみせる恥知らずがまたいやで。

大規模農家なんて、北海道以外じゃ無理なんじゃないかと思いますです。
小規模農家を助けて地産地消しか日本の生きる道はないんじゃないかと・・・
ただ、大規模農家→バイオ燃料供給用の陰謀、だったら怖いですね。

まったくおっしゃるとおりです。「日本の生きる道」なんか考えてない連中に大切な食糧生産の手段を牛耳られるのはまっぴらですね。「そこまでいって委員会」で「呪われた農水省」とやってたので笑いました。

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