椿屋敷のお客様

« ピーマン | メイン | 野良トマト »

2007年9月 3日 (月)

毎日かあさん-出戻り編ー

Nec_0003_2 「20年間

うそ話ばかり

作ってきたのに

私は

この日のために

自分の子供に

するウソを

用意してない。」

もう、ここで涙が噴き出ます。「毎日かあさん・出戻り編」(既刊4巻・西原理恵子著・毎日新聞社)

今年の3月20日、元だんなさんの鴨志田穣氏が42歳の若さで癌で亡くなり、その枕元で泣き続ける西原氏。彼女を見守る子供たち。

「泣いて腹がふくれるかあ!笑え~~~!!」とは、彼女の大傑作「ぼくんち」の中の名言ですが、その彼女が涙を止められない。

「子供達が最初にしてくれたことは

私を笑わすことだった。」

「神さま

私に

子供を

ありがとう。」

彼女のマンガはすごくおもしろくて笑えるのに、油断すると胸が痛くて息ができなくなるような悲しみが笑いの下から顔を出すのです。

「鳥頭紀行シリーズ」で鴨志田氏と出会ってからの、壮絶なる結婚生活。それを知るファンもそうでないファンも涙なくしては読めない一冊です。決して「お涙頂戴」が目的ではないのに。悲しみに打ちのめされます。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/190372/10264585

毎日かあさん-出戻り編ーを参照しているブログ:

» がん対策基本法… (宮津の日記)
病気になるといろんな事が困難に成るという事が分かりました。 病気をしないために、できることからはじめましょう。 「がん難民」を減らすため政府は総合対策始めてくれたようです。 より快適に過ごしていただけるよう、頑張ってほしいと思います [続きを読む]

» 現実回避で結婚するんですか (男の育児の悩み│はじめての子育て)
そういう時には相手に非常に感謝もしているし、もう一生その人以上の人とはめぐり合えないと思えてしまいますしかし、つらいことはどこでもありますし、誰でも感じることです。実際、2~3年目で辞めた人達も大勢います... [続きを読む]

» 貴方は家族の死を受け入れることが出来ますか? (ナーシング専科ーダイエット・コスメ情報から看護学生・臨床における参考書紹介ー )
家族の死を受け入れる [続きを読む]

コメント

同感です。カモちゃんがなくなる少し前に西原さんのトークショーに行きました。とても目に力があり魅力的な女性でした。

ありがとうございます。
なんと、西原さんのトークショーに行かれたのですか!うらやましい!一度は行ってみたいものだなあ。

コメントを投稿