虫の声
数日前まで蜩が鳴いていた明け方なのに、聞こえるのは秋虫の声ばかり。なんとまあ、季節の移り変わりの速いことよ!
鈴虫、蟋蟀、キリギリス・・・・・
そういえば我が家の猫が、ゆうべ緑色の虫らしきものをくわえてましたよ。ありゃその手の虫だったに違いない。うちの草むらから捕らえてきたのでしょう。だから~。わざわざ見せにこんでいいっちゅうの。
鈴虫も蟋蟀もかなりのマニアがいて、卵のときから育てて鳴き声を競うという催しがあるらしいです。風流だなあ。虫籠とかも昔から凝ったものがあるし、この世界奥が深そう・・・・・。
そういえば中国文学とか中国映画とかでも「蟋蟀合わせ」はよくテーマになってたように記憶します。市井の隠居の爺さんたちが茶館に自慢の籠入り蟋蟀を持ち寄って競い合うの。優雅だよなあ。実際の生活は優雅でもなんでもないのだろうけれど、「『秋虫の声』を手元においている」ことが美しさと余裕を感じさせるのです。
それほど、秋虫の声はすばらしい・・・・・・・。
コメント