廃屋の水仙
うちの近所は鹿児島市の北部の山の中、昔に比べれば家は増えましたが、廃屋もそこかしこにあります。
人が住まなくなると家はあっという間に朽ちますね。恐るべき速さ。そうやって見捨てられ建物が朽ちても、季節が巡れば庭の木や球根は花をつけたりして、かえって物悲しさを助長したりします。
それにしても・・・・・・。今日本には700万からの「人が住まない世帯」というのがあるそうな。この中には公団等の空き部屋も含まれるので、これ即廃屋の数字というわけではありませんが、おびただしい数の見捨てられた家というのが各地にあるのは間違いありません。
こういう廃屋を見るたび思うのですよ。都会では「ネットカフェ難民」やら住むところも定まらず明日をも知れぬ生活をしている若い衆が、かなりの数いるとか。こういう衆が住みにくい都会ではなく地方のこういう家に住み着けばお互いのためにいいんじゃないかなあ。んでもって荒れ放題の山だの畑だのに若い力で手を入れて国土と食糧自給率を回復させるんです。
まだ今なら、田舎で生きるすべを持った人々が高齢でも生き残っているわけだし。この人たちがボケないうちに援助策でもなんでもとって知恵を伝授してもらえるように手を打つべきでしょう。狭い日本でもその土地土地で生活の仕方はまったく違うからね。マニュアルでない生の知恵を残すべく一刻も早く。
いい手だと思うけどなあ。
自然は好きだけど田舎は嫌い、とか言う人が多いですからねぇ…。
投稿: 弘前人 | 2008年2月26日 (火) 17時59分
本当にそうですねえ・・・・・。
投稿: 春 | 2008年2月26日 (火) 21時49分