椿屋敷のお客様

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2008年5月22日 (木)

鳥辺野

Nec_0013 年初めに埋めたヤギの墓が何者かに暴かれました。たぶん狸かなにかの仕業かと思われます。まあ彼らが楽しく骨をしゃぶれたんだったら、良しか。

それにしてもびっくり。まだ半年も経っていないのに、かなり白骨化しています。やはり昔ながらの「土に埋める」という埋葬法は、かなり合理的なのでしょう。

なんというか、死体ってまだ腐乱の途中だと気持ち悪く恐ろしく感じますが、白骨化してしまうとカラッとした感じで怖くないよなあ。これわたくしだけの感じ方かなあ?どうだろ?

まだ幼い頃、父方の墓から歴代のご先祖さあの骨を堀上げて、納骨堂に収めるという家族行事がありました。骨はだいぶ黄色くなってたりしましたが、怖くなかった。

生き物が死んだら、ちゃんと他の動物や虫や細菌に食べさせてやる。それとても正しいことじゃないかなあ?現代日本は防疫の観点から火葬に移行しちゃったんだけど。なにかとても大事なものをその途中で落っことしてるような気がするよ。

京都の鳥辺野は、土に埋めるどころか死体を放置して犬や鳥に喰わせたといういわくつきの場所ですが(日本にも鳥葬の習慣があったという事例にでますね)、あれぐらいの都の規模だったら合理的だったんだろうなあ。累々の腐乱死体や白骨ってのは壮絶な風景だろうけれど。

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コメント

春さんのいうとおりだと思います。

私も、敷地に眠る歴代やぎさんの骨を拾い上げたいと思いながら、できずにいます。勇気が、いりますね。

防疫はとても大事だと思います。
でも私はいくら死んで痛くも痒くも無いったって、火葬場のお釜で重油かけられて
燃されるのはいやだ~。
そのあと箸で骨拾われて…

本当に大事な人は骸骨でもカタチ保っていて欲しいです。

おはようございます。

なおさん、
う~ん、いざ自分から拾うとなると勇気がいりますね。骨になってくれていると「成仏したんだなあ~」と安心しそうですが。進んではなかなか・・・・・。

たーさん、
そうなんすよ、火葬場で燃やされるのはちょっと・・・・・・。
いくら死んでるとはいえねえ。難しいところです。

いつも楽しく読ませていただいてます。春さんの文章を読んで、昨年、交通事故で死んだハクビシンを埋めた事を思い出しました。骨格標本にする為に埋めたのです。そろそろ、取り出さなくては。 もう一つの骨の話は、今は止めときます。あまりにリアル過ぎて........ 。

ほおおおお、ハクビシン!の骨格標本!そりゃまたすごいぞ!リアルな骨の話はまた後日ということで。

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