椿屋敷のお客様

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2008年6月 6日 (金)

衝撃の事実

Nec_0028 裏山の竹林の中、がけ崩れで途絶えてしまった道の途中に廃屋があるという話でした。「なんか気味悪いなあ。藪の中にさ」などと思ってたんですよ。ほき(鹿児島弁でシラス台地にできる谷の事)の底に通じていて、暗いし。

その廃屋、なんとうちの母方のご先祖さまが住んでた家らしい!!

あらまあ!衝撃の事実。

そう聞くと気味悪さがだいぶマシになるから不思議。

昔の屋敷は水の確保が一番の問題だったので、谷の底に近いほうが一等地だったのですと。ほんでそのご先祖の家は水は豊かに出るわ、その割にはからりと乾いているわ、田んぼには近いは、昔の郷士の家としてはとてもいいポジションだったそうな。だから母方の家は戦前までは結構いい暮らしをしていたらしい。そこらの土地は全部母方の親戚の土地で固められてるもんな。

ただ戦後の農地改革でぜんぶとられちゃって、見る影もなくなっちゃったんですと。ふーーーーん。栄耀栄華も一夜の夢の如くなり、ってか。儚いもんだなあ。

なにはともあれ、以前ほどこの場所が疎ましくなくなったのは事実。人間の感覚って現金だよ。

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