椿屋敷のお客様

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2009年9月 9日 (水)

キイロスズメバチに襲われた!!

Dvc00194 キイロスズメバチに襲われた!!

「刺された」とか「やられた」とかじゃぜんぜん足りません。世の中によもやこれほど凶暴な生き物がいようとは、しかもこんな身近にいようとは思いもよりませなんだ。

思えばヤギのめーさんの様子が元気なくおかしかったのです。「めーさん?どうしたの?好物の青柿を拾ってきてあげる」と、めーさん心配のあまり、いつもなら帽子長袖着用のわたくしが、無帽半そでで柿の木下に向かいました。

青柿はもう今の時期たくさん落ちています。

「よしよし」。しゃがみこみ拾い始めました。とたんに「ぶーーーーーーーん!!」と恐ろしい羽音が!!

「スズメバチだ!!」「ふふん、こういうときの心得は動かざること山の如し、だ。」

と、いったんは我慢しました。なのに、ああ、それなのに。

2秒もたたないうちに、3匹、5匹と、頭の周りに群がる蜂が増え、第一撃が右即頭部に「ガツン!!!」と。

文字通り雷に打たれたようなショック!!続いて第二撃、第三撃。たまらず「山の心」はもろくも崩れ去り、逃げ出しました。頭に手をやったので指も手首も指され、耳、首筋、背中、腹も刺され、・・・・・・・・

これほどの速さで走ったのは何年ぶりか、という猛スピードで 、100mほど離れた家に向かいました。なれど「許さん」とばかりに、しつこく追いすがる蜂ども。

結局、14,5箇所ほど刺されて、振り切りました。

そしてそっからがたいへん。不覚にも抗ヒスタミン剤の買い置きが無く、そのままたまたま来ていた父に運転してもらって病院へ。車の中でも八箇所ほど刺された頭を初めとしてガンガンずきずきと激しい痛みが走ります。「痛い!痛い!」

喚いたころでしょうがないのですが、喚かずにはいられない。

病院に着いたら、先生は往診中。受付に頼んで先生を呼び戻すまでの、20分が、長かったこと長かったこと。あまりの激しい痛みにのた打ち回りました。

看護師さんが体中にアイスノンを当ててくださるのですが、「焼け石に水」とはこのことか。

やっと先生が帰ってきてくださり、診察。その間も「イタイイタイ」。

「毒を吸うからね~~」と吸盤のついた注射器みたいな器具で、背中だの手首だのの傷口から吸い取ってくださいます。「先生、アタマ、アタマが痛いんです」

「頭はねえ~どうしようもないからね~毛がはえてるでしょ~」

そんなああああ!!!

「顔を刺されたり目を刺されたり、しなかったのが幸いと思うしかないねえ」

ううううううう。

「これだけひどいとステロイドを注射しなきゃね~」

指示を受けて看護師さんたちが着々と静脈注射の準備をしてます。「右腕左腕どっちの血管がでやすいの?」「どっちもどっちです~~~」涙声でいうわたくし。無事注射が終わり、抗ヒスタミンの軟膏を塗りたくられ、「はい、帰ってね。冷やしとくほうがいいよ。」

ううううううううう。

帰ってからも4,5時間は耐え難いほど痛く、冷凍庫からありったけの保冷剤を取り出し、タオルで巻いて上半身中、特に頭を冷やします。

スズメバチは特に黒いものを襲うので、頭は要注意なんだよな。わかってた、わかってたのに~~~~~!!!!!

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コメント

春さん、こんばんは。ご無沙汰しています。
この度はまた随分とひどい目にあわれましたねsweat02
まずはお見舞い申し上げます。
黒いものを目がけて攻撃してくるってのは本当なんですね!
白っぽい色合いの帽子をかぶったりすると効果的らしいです。
それがない時は、手で頭を覆いながら、低い体勢をとって
ゆっくり後ずさりしながら巣から遠ざかると良いんですって。
・・・って、いざとなったらそんなに悠長に後ずさってなんかいられないですよねbearing
何はともあれ、ショック症状に陥ったりしなかったのは不幸中の幸い。
春さんちはお庭も広いから、気をつけて“さろて”くださいね。

春さん、こんばんは。
災難でしたね。

以前、野山によく出かけてた時、アブに刺されて、大きく腫れてしまい、それ以来、株式会社飯塚カンパニーのインセクト(虫) ポイズン リムーバーという注射器型の毒、吸い取り器を愛用しています。
そこまで酷い痛みの時は自分でやるのは難儀かもしれませんが、これお勧めですよ。
1000円くらいで買えますし。
アブの時は少し時間たってから、吸い出しても大きな効果がありました。
(でも、時間たっていたので、吸い出したのは毒じゃなくって、リンパ液だったのかも。)

お手頃ですし、よかったら、検索してみてください。

お大事に。

むっちゃ大変でしたね!!!
読んでいるだけで恐ろしさにふるえあがりました。
それでもこのブログを書く春さんがエライ。
かの雑誌の7月号の特集記事も、参考に見てみてくださいまし。
本当に本当に、お大事に。

うわあぁぁぁぁ!
読んでて痛い!!
昨日アップされていなかったのは、こんなワケだったですか。
きっとまだ治まってないですよね。
春さんブログ、楽しみなんですが、まずは何よりお大事にして下さい。
つくづく、農園ののどかさ楽しさと同時に、厳しさも教えてくれるブログです。

おはようございます。みさなん、ありがとうございます。
おかげさまで、お薬が効き、痛みは引きましたが、今度はかゆくてたまりません。

totto*さん、
ご無沙汰してすみません~~。
「ゆっくり遠ざかる」無理でした~(笑)
阪神大震災のとき「ガスの元栓を締めて狭いところに入る」がまったく無理だったのと、一緒ぐらいのパニックになりました~。
平常心のかけらもありゃしませんっす。
盛満医院じゃ前日もスズメバチ被害者が駆け込んできたみたいです(自宅軒先の巣ですと)。吉野方面もお気をつけくださいませ。また寄ります~。

hiromiさん、
おおおお!!いいかもいいかも。
虫さされは宿命みたいなものなので、いいことを教えてくださいました。さっそく手配してみます。ありがとうございます。

まっきゅーさん、
いやあああ「これを書かずして何を書くか!!」というほどおいしい経験ではありませんか。
七月号読み返しました。そうだったよなあ。油断した。


みの窓さん、
ありがとうございます。もうだいぶいいんですよ。
つくづく自然は優しいばっかじゃないっす。強烈っす。

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