椿屋敷のお客様

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2010年8月 3日 (火)

婿ヤギL

Dvc00391 一週間前、ヤギ師匠のところから婿ヤギのLを連れてきました。うちの今年産まれた雄の仔ヤギと交換してもらったのです。

こうしないと、何年も経たないうちに近親交配が濃くなっちゃうんで。やっぱりいろんな障害が出てきてまずいです。

というわけで、師匠のところでぬくぬくと文字通りの箱入り息子として育てられたLくん(放牧経験皆無)、果たしてうちのバリバリ放牧たくましい、しかも年経てなお現役の雌ヤギさんたちの群れにうまく溶け込んでくれるかちょっと心配しておったのですよ

案の定、来た当初はうちのヤギたちの気配に怯え、柵の中に入れてもすぐ柵を飛び越えて、人間の住まいのほうばかり近寄ってきてました。とにかく家の中に上がってこようとするんです!!

勝手口から何度も何度も頭を突っ込んでは怒られ、上がりこんではお尻を押されて追い出されを、何十回も繰り返し「あちゃあ、こりゃ、うちになじめないかなあ?」と思い始めた頃でした。5日ぐらい経ちましたでしょうか?

朝、見たらLが自主的に柵を飛び越えて放牧場の中に入っていました。何食わぬ顔で雌ヤギさんたちの中に最初からいたような顔をして、朝の餌をねだっています。

「なんだよう~おい。心配させて~~。もう。」思わず苦笑いがこみ上げます。

ま、悟ったわけやね。何頭もいる雌ヤギさんたちは、決して敵ではなくいじめっ子でもなく、要するに自分のハーレムのメンバーなのである、と。つまり、自分はウハウハやりたい放題のサルタンなのであると。

そう、君はたいそういい身分なのだよ。Lくん。文句を言ったらバチがあたるぞよ。という、つぶやきが聞こえたのかどうか。盛んに雌ヤギたちのお尻の匂いを嗅いでます。

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