椿屋敷のお客様

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2011年1月10日 (月)

怖いお通夜

Dvc00079 これは書くかどうか迷ったんですが、書きます。

昨日「仕事関係の自殺した39歳のお通夜」に行った話をしましたが、これが、とてもとても怖かったんで。

別に「ラップ音がした」とか、「変な人影が見えた」とかの、いわゆる霊的現象がありました、じゃありません。本人、そんな器用なことができそうな人じゃなかったし。

怖かったのは「死を賭けてまで求めたコミュニケーションが果たされない場所がある」ということです。「ここまでしても、本人の望みは通らんかったのか・・・・・」という。

何より、本人の遺書では「家族葬」を希望していた、そうです

(いかにも「らしい」望みだと思いました。特に、短かった生涯の最後のほうでも「他人とのかかわりをとにかく断ちたい」と、全身で訴えていたように思います。もっとも、人の心はわからんですが。)

身内でもなんでもない、仕事関係者のわたくしがその場に居ることが、すでにおかしいのです。仕事仲間(ちゅうか、生前会社の雇われ社長だったので、従業員)の50人近くが、列席しているのです!!「家族葬」の影も形もありません。

お通夜開始に「ご遺族の希望で『友人葬』に」とアナウンスされましたが、実際は親族と仕事関係者オンリー。いわいる「社葬」です。

それ、本人が、望んでいたことなのか?

ご家族がSG会の「顔」だとのこと、いかにもSG会らしい、「お題目」の大合唱。

怖かったです。今までたくさんお通夜に列席したけれど、これほど怖くて寒いお通夜はなかった(暖房は効いているのに)。

繰り返しますが人の心はわかりません。ここに、こんな事を書くのは、間違いなのかもしれません。でも、書かずにはいられませんでした。

何よりもご本人のご冥福をお祈りいたします。

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