ベッコウトンボ
こないだの土日、祁答院町の藺牟田池で「全国市民トンボサミット」なるものが開催されました。
知る人ぞ知る、藺牟田池は何万年か前の火山の噴火口に水が溜まった湖で、九州では珍しい泥炭の干潟があり、ラムサール条約で保護されてます。
ここは古代種に近いトンボ、ベッコウトンボの生息地で、市民が手弁当で保護活動を行ってます。
二年前の渇水で池が干上がりかけ、ベッコウトンボのヤゴが危うくなったとき、消防のポンプ車でよその湧き水を汲み上げてきて干潟に散水したのも、市民が手弁当のボランティアで実行したのでした。
トンボサミットには観察会の時間が設けられてました。その観察会に小学校一年の甥っ子を連れて参加しました。絶滅危惧種のベッコウトンボを見ておきたかったからです。
やはり、渇水の影響で今年も羽化するトンボは少なく、その日に観察されたのはわずかに三頭だったそうな。
幸い、甥っ子とわたしは、優秀な案内人の方のおかげで、一頭だけベッコウトンボを観察することができました。おおお、こんなトンボだったのか。確かに鼈甲色をしている。そして腹の長さが短い。
もちろん、わたくしの腕ではその姿をカメラに捉えることなどできるはずがなく、とりあえず藺牟田池の景色を写してお茶を濁すという・・・・・・・
昆虫の写真をきれいに撮れる人ってすごいね。
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