うちの猫どもは、いいかげんどちらもジジイなのでだんだんお外に出なくなってきました。寒かったり雨が降ったりすると特に。
どちらもたいへん上手なハンターなのですが、小鳥がたくさんくる春になってもあまり外に出ようとはしません。人間も猫もこうやって年をとっていくのね。
昔取った杵柄、いまだに家の中への鼠の侵入を許しはしませんが、どうも納屋の飼料置き場に出てくる鼠一家を獲る気はないようです。だんだん一家の頭数が増えてきたようで、ときどき「がさごそがさごそ、チューー!」などと気配がして「困ったことよのう」と溜息をついておりました。
ところがですね。世の中うまくしたものです。最近、この猫にとっては絶好のレストランのような場所に、見慣れない若いキジ猫がやってくるようになりました。結構通い詰めている様子で、わたくしが近づくとまるで浮気現場を押さえられた間男のような風情で(オスかメスかわかんないけれど)、こそこそと出て行きます。
そんなこそこそしなくていいのに。どうぞどうぞおいでくださいませお客様。うちの鼠はいきがよろしゅうございますよ。イキのいいのを存分にお召し上がりくださいませ。
こちらとしては最大限努力して愛想よく振舞っているつもりなのですが、まだまだ警戒心は解けません。いや、だからこっちも鼠獲ってくれればありがたいんだって。
どんどんお通いくださいませ、お客様。お待ちしておりますよ。
猫を飼ってらっしゃる方はご存知でしょうが、猫の病気で猫エイズというのがあります。
実はうちのジョー(ヤスネコ・15歳・じじい)が猫エイズのキャリアです。よく外に出る子なので、どこぞのよその猫とけんかしてうつされたのです。
常日頃は普通なんですが、ときどき口内炎ができてそれが治らず、物を食べたり水を飲んだりはおろか、口を閉めることもままならず涎を垂れっぱなしになることがあります。
こうなったらもうお医者に連れて行って注射を打ってもらうしかありません。注射を打つと嘘みたいに口内炎が治ってしまうのですが・・・・・。今回も2年ぶりぐらいにその状態になったので、獣医さんに連れて行きました。おかげさまで、またすぐ治ったのですが・・・・・・完治する病気ではありませんので、また何かのきっかけででるはずです。まあ、しかたないか。
猫エイズを防ぐには、完全に室内飼いにするしかないといわれています。こんな山の中で室内飼いってのもねえ。
ジョーは狩が大好きだしさ。ネズミ捕ったり鳥獲ったり。人(猫)生を楽しんでるんだもん。そっちのほうが大事だよなあ。
最近のコメント