椿屋敷のお客様

« カボチャと吉おじさん | メイン | すだれ »

2005年7月23日 (土)

鋼の錬金術師11巻

Nec_0093 早速買うてしまった。鋼の錬金術師11巻。おもしろうございました。アニメのほうも12巻まで見てしまい、あますところ13巻のみ。早く続きがみたいが見てしまうのももったいないような・・・。マンガ11巻で「等価交換」と「不老不死」という、相反する概念を登場人物たちがどう納得していくかが際立ってきて圧巻。「不老不死」ねえ。知る範囲の80-90代のじいさまばあさまたちが口をそろえて言うことは「一刻も早よ、け死もごたる。」です。人生50年の時代にくらべると、不老不死化は、+30年。かなり進んでるはずなのに、思ったように幸せではないようです。「一番、楽しく元気だったころの、大切な人たちは全てあちらに逝ってしまって、何の未練があるか。」ごもっとも。じゃあ、社会全体今のままで、誰も老いることなく死ぬことがなく、永遠にそのままだったら・・・。そんな世界、無茶苦茶気色悪い。永遠に変わることのない牢獄じゃないか。これ以上生きる気のない人たちを、医療だの介護だのの金のために無理な延命をするな。死にたがっている人は静かに死なせてやれ。せめて死に方を選ばせろ。そういうところまで深く考えさせられてしまう作品だなあ。ホムンクルス達やキメラ達の悲しみが痛い。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/190372/5971413

鋼の錬金術師11巻を参照しているブログ:

» 悪妻たる所以 (そわかんぼちゃん日記)
『人は何かの犠牲なしには何も得ることは出来ない。  何かを得るためには、同等の代価が必要だ。  それが、錬金術における等価交換の法則である。  そのころ、ぼくたちはそれが世界のー』 「“真理”だよ」 と、オット。 「“真実”です。」 と私。 最近我が家でアニメ・原作漫画共にブームの「鋼の錬金術師」 オープニングの科白をめぐって、夫婦で意見の相違が出た。 しばしにらみ合いが続き、先に口を開いたのはオッ�... [続きを読む]

コメント

コメントを投稿